2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」は、のちに世界最古の長編小説といわれる「源氏物語」を生み出した、紫式部の人生を描きます。
そこで、今回は、その「源氏物語」を初心者向けに編集された書籍をご紹介します。
「源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 KADOKAWA 以下本書という」です。
源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
本書の特徴は以下の通りです。
源氏物語の世界にタイムスリップ！ １冊であの物語を堪能できる！
日本古典文学の最高傑作である世界第一級の恋愛大長編『源氏物語』全五四巻が、古文初心者でもまるごとわかる！
巻毎のあらすじと、名場面はふりがな付きの原文と現代語訳両方で楽しめるダイジェスト版。
KADOKAWAの本書の紹介ページより
どんなお話
主人公「光源氏」は帝の子として生まれるも、幼くして母「桐壺の更衣」を亡くし、その後、皇族から臣下に下され源氏性を与えられます。
新しく藤壺の女御が迎えられますが、この女御は亡き桐壺の更衣に生き写しの美貌と評判となります。源氏はひそかに彼女に慕情を寄せるのでした。
源氏はその後元服し、左大臣の姫君「葵の上」と結婚します。しかし、源氏は彼女に愛情がわきません。そして、いよいよ藤壺への恋慕にのめり込んでいきます。
その後源氏は、宮中と自邸を自由に往き来できる特権を許されます。
こうして源氏と彼を取り巻く女性たちの愛と苦悩の物語が始まります。
このお話の魅力
平安貴族の風俗や内面が描かれ、時代を超えて読み継がれる、わが国古典文学の最高傑作です。
物語を知れば知るほどその奥深さに魅了されることでしょう。
本書では、あらすじと名場面がふりがな付きの古文と現代語訳で読めます。古典は難しいと諦めていた方にも手軽に楽しめる内容となっています。
これまでは、源氏物語の現代語訳でも全文を読破するのはかなり難しいと思われたかもしれません。
筆者も実際にその通りだと思います。
そこで、まずは、本書の「あらすじ」や「通釈」を読みながら人物や場面を想像してみましょう。
それから原文を読んでみてください。王朝のロマンが感じられるはずです。
本書をきっかけにして、あなたも「源氏物語」の世界を体感してみませんか。
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