高台寺ねねの道から祇園八坂神社への散策がおすすめ
京都は四季を通じて見どころ満載ですが、今回は、新緑の季節に20代女性におすすめの観光スポットをご紹介します。
高台寺(こうだいじ)は、京都市中心部から鴨川を挟んで東側に位置し、豊臣秀吉の北政所ねねの所縁のお寺として有名です。境内は、京都市街の喧騒をよそに意外にも静寂につつまれ、広々としており、ゆったりと散策できます。伏見城から移築された「観月台」、高台寺蒔絵が施された「霊屋(おたまや)」など、数多くの重要文化財が点在しています。特筆すべきは、竹林です。拝観経路の終盤になりますが、その美しさはインスタ映えすること間違いなしの撮影スポットです。
また、境内にある「高台寺雲居庵」では、お抹茶をいただくことができます。美しい景色を眺めながら、ゆったりとおくつろぎください。
高台寺へのアクセスは電車なら、京阪「祇園四条」駅から徒歩10分。なお、境内には100台収容の駐車場が完備されています。高台寺・圓徳院を拝観された方または、賑店(土産)で3,000円以上お買い上げされた方には、1時間の無料サービス券が発行されます。
拝観時間は、(通常)9:30-17:30(受付終了17:00)。なお、大人の拝観料は600円です。
さて、高台寺を西側に出た道は、この地で19年の余生を送った北政所ねねにちなんで「ねねの道」と呼ばれています。
これまで、高台寺道として知られていましたが、電線地中化工事を終え、広い道幅いっぱいに御影石を敷き詰めた石畳の道に整備したことで、京都らしい風情の景色と名が生まれ変わりました。「ねねの道」を抜けて東へ行けば、坂本竜馬の墓がある維新の道。そのまま南へ向かえば、二年坂・産寧坂を経て、清水寺へと続きます。
今回は、高台寺を西側から出てみましょう。向かい側には、さっそくショッピングを楽しめる京・洛市「ねね」があります。それではそのまま「ねねの道」を北へと歩いてみましょう。
間もなく左手に本能寺の変で亡くなった織田信長・信忠父子の菩提を弔うために創建された由緒ある寺院、「大雲院」があります。その境内にそびえる「祇園閣」を眺めながら、春の桜で有名な「円山公園(まるやまこうえん)」に入ってみましょう。
公園の西側には、今回の目的地である「八坂神社(やさかじんじゃ)」があります。
八坂神社は、全国にある八坂神社や素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祭神とする約2300の神社の総本社です。厄払いや縁結び・美容などのご利益のある八坂神社は「祇園さん」と呼ばれ、各種お守りや油とり紙などが人気を博しています。夏には「祇園祭」が行われることでも有名で、京都観光の中心として広く親しまれています。また、昔からの伝統的な姿を残す八坂神社周辺の街並みは、現代において歴史を肌で感じることのできる貴重な空間として人気を博しています。
また、八坂神社の御朱印は手書きのみです。
なお、拝観料は無料で、24時間参拝可能ですが、社務所の受付時間は午前9時~午後5時、ご祈祷の受付時間は午前9時~午後4時です。
ここまで、高台寺ねねの道から祇園八坂神社までのいわゆる「祇園東部」をご紹介しました。この界隈にはいくつもの飲食店やおしゃれなお店が立ち並びます。
さわやかな新緑の一日を京都でゆったりと散策して過ごしてみてはいかがでしょうか。
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