筆者は現在FP3級受検に向けて猛勉強中です!
今回も「イチから身につくFP3級合格のトリセツ 速習テキスト(東京リーガルマインド)」の中から重要なポイントをまとめていきたいと思います!
FPの試験は、以下の6分野から出題されます。
A.ライフプランニングと資金計画
B.リスク管理
C.金融資産運用
D.タックスプランニング
E.不動産
F.相続・事業承継
今回は、「A.ライフプランニングと資金計画」から「資産計算で使う6つの係数」です。
資産計算で使う6つの係数
将来の資金計画を立てるには様々な資産が必要になります。今からどのくらいの金額を準備すればいいのかなどの計算を簡単に行うことが出来る6つの係数について説明していきます。
6つの係数
資産係数には6つの係数を使った計算方法があり、大まかに3つのケースに分けられます。それぞれのケースによって使用する係数が異なるのでしっかり確認していきましょう。
一括で運用するもの
①終価係数・・・今ある金額を複利運用した時に将来いくらになるのかを求める係数です。複利運用とは利息を元本に組み入れ、合計金額に利息が付く運用のことです。
例)100万円を年利3%で複利運用した場合、10年後にいくらになる?
②現価係数・・・毎年、複利運用して一定の金額をためるために、今いくらあればいいのかを求める係数。
例)10年後に100万円にしたい場合、年利3%で複利運用するとして、今いくらあればいい?
積み立てて運用するもの
①年金終価係数・・・毎年複利運用しながら一定の金額を積み立てた場合、将来いくらになるのかを求める係数
例)毎年10万円を年利3%で複利運用しながら積み立てた場合、10年でいくらになる?
②減債基金係数・・・毎年複利運用をして一定金額を貯めるために、毎年、いくら積み立てればいいのかを求める係数
例)10年後に100万円にしたい。年利3%で複利運用をする場合、毎年いくら積みたてればよいか?
取り崩して運用するもの
①資本回収係数・・・今ある金額を複利運用しながら一定の期間で取り崩す場合、毎年いくらずつ受け取れるのかを求める係数。
例)100万円を年利3%で複利運用しながら10年間で取り崩す場合、毎年いくらずつ受け取れる?
②年金現価係数・・・毎年、複利運用しながら一定の金額を受け取るために今いくらあればいいのかを求める係数。
例)年利3%で複利構成しながら毎年10万円ずつ10年間受け取るには今いくらあればいい?
6つの係数を使いこなすには現在と将来、主体はどちらかを考えることが重要です。しっかり確認したいと思います。
現在の資産から将来の資産を計算する
・終価係数・・・今ある資金が将来どのようになるのか
・年金終価係数・・・現在の資金を積み立てた場合将来どのようになるのか
・資本回収係数・・・現在の資金を取り崩した場合将来どのようになるのか
将来の資産から現在の資産を計算する
・現価係数・・・将来お金がたまっている状態にするために今どのくらいのお金が必要か
・減債基金係数・・・将来お金がたまっている状態にするために今から1年でどのくらいのお金を積み立てるのか
・年金現価係数・・・将来お金が受け取れるようにするために今どのくらいのお金が必要か
今回は資産計算で使う6つの係数について説明していきました。たくさんの種類の係数が出てきて混乱してしまいそうですが、試験では係数表の値は与えられるのでそれぞれの係数の数値を覚える必要はないので、どのようなときにどの係数を使えばよいのかさえ理解できていたら大丈夫だそうです。
あまり難しいことは考えずに落ち着いて理解するように頑張ります。
次回も筆者が学んだことの中から重要だと思ったポイントを紹介していきますので、よろしくお願いいたします。
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