どんなおはなし?
アメリカ合衆国大統領選に出馬したジャック・スタントン知事の選挙スタッフとなったヘンリー。
ジャックの人柄と器に惚れ込んでスタッフとなったが、女性関係でスキャンダルの絶えないジャックの尻拭いに奔走する。
果たしてジャックは大統領選を勝ち抜けるのか。
邦題が致命的にダサい!
嘘でしょう?このタイトル!『パーフェクト・カップル』ってB級ぽすぎませんか?正直映画はもちろん夫婦間のことも描いていますか、もっと全体的に選挙戦のことを描いています。
原題は『Primary Colors』だそうですが、その方が良かったですよね。
原作はジョー・クライン作の『プライマリー・カラーズ 小説大統領選』で、ビル・クリントンの実際の選挙戦をモデルにしているのだそうです。確かに、エマ・トンプソンがヒラリーさんに似ていたような!
個性的なスタッフ
天性の人たらしな政治家ジャックにジョン・トラボルタ。その妻にエマ・トンプソン。本当にハマり役でした。
スキャンダルの絶えないジャックですが、とにかく熱い信念を持っていて、その心に打たれたスタッフが集まります。
ビリー・ボブ・ソーントンやキャシー・ベイツの演技は素晴らしいの一言でした。
邦題のせいなのか、いまいちはじけなかったこの映画ですが、実は監督のマイク・ニコルズは超有名で、あの名作『卒業』を撮った方なのです。他にも『心の旅』『ワーキングガール』など有名作品もあって、この映画も内容はとても優れていて、私などはDVDで手に入れて何度も見ているくらいです(レンタルにも配信にも無いため)。
熱い志があっても・・・
ジャックは、労働者階級の人々の学力向上や生活向上に意欲を示していましたが、大統領選という厳しい戦いをするうち、自分の信念より、選挙に勝つことに重きを置き、大切なスタッフを失います。
選挙に勝たないと信念を活用できないのはもどかしいですよね。今日本の政治に魅力を感じない若い世代は増えていると思います。
なんとか魅力的な政治になって、かっこいいリーダーが誕生してくれると良いですよね。
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