使われていた映画
この2曲が使われていた映画は、ソフィア・コッポラ監督の『ロスト・イン・トランスレーション』です。衝撃のデビュー作『ヴァージン・スーサイズ』の次の作品ですが、前回のガーリーさから打って変わって、大人のアンニュイ感を漂わせた作品ですよね。
恋人のミュージシャンについてきたスカーレット・ヨハンソン演じる女性と、CM撮影のため来日したビル・マーレイ演じるミドル俳優との、微妙な距離感の交流を描いた作品です。
恋人にほったらかされている寂しさや、落ち目を感じている俳優の孤独が出会って、東京というカオスな異国の街で、なぜか2人だけの空間のように感じされせるコッポラ監督の演出の見事さ!
イヤ〜〜すばらしい映画でした!
使われている場所
タクシーに乗った2人が、東京の夜の景色を眺めるシーンでMy Bloody Valentine のSometaimes が使われています。とにかくベスト選曲で、本当にすばらしいシーンです。
マイブラはシューゲイザーの代表的バンドで、とにかく轟音がすごくて時に耳障りなノイジーな曲(それもまた醍醐味なのだが)も多い中、このSometaimesはメロディも優しくて聴きやすい一曲です。ぜひ夜景でのドライブに流して映画気分を味わっていただきたい!
またもう1曲、カラオケのシーンとエンディングで、はっぴいえんどの「風をあつめて」も使われています。音楽センス抜群と評価の高いソフィア・コッポラにサントラで使われるなんて!!!日本人としてめちゃくちゃ誇らしいですよね!
はっぴいえんどは1970年代に活躍した本当に奇跡のバンドで、メンバーの中には大瀧詠一、細野晴臣、松本隆、鈴木茂といった天才が集結しているバンドなんです。
日本のビートルズと言っても過言ではありません。歌詞もセンスありすぎますし、メロディも演奏も最高すぎる!
この映画は、あのソフィア・コッポラが日本を舞台に撮った、日本人として本当に貴重な映画であり宝です!
ぜひ音楽にも注目しながら見てみてください!
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