「ROMA/ローマ」ゼロ・グラビティのキュアロン監督の半自伝的映画

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ひなぎくのほぼ日記

どんな映画?

メキシコシティのローマ地区。中流階級の家に住み込みの使用人として働くクレオを主軸に、当時の社会の不穏さの中、その家やクレオ自身に起こる問題と、その中で芽ばえる愛について描く、アルフォンソキュアロン監督の少年時代を描いた半自伝的ドラマ。

Netflix配給映画としてアカデミー賞で話題に!

配信会社配給でこんなに良質な映画ができるとは驚きでした!

アカデミー賞でも外国語映画賞、監督賞、撮影賞を受賞し話題になりました!

Yalitza Aparicio as Cleo in Roma, written and directed by Alfonso Cuarón. Photo by Carlos Somonte.

Amazon配給映画ではあまり良い印象がなかっただけに、映画はNetflixなのかしらと思わせますよね。

でもAmazonの「ロード・オブ・ザ・リング力の指輪」のクオリティはすごかったです!こちらのシーズン2は今年2024年夏配信予定との事で楽しみですよね!

今回撮影は監督自身

アルフォンソ・キュアロン監督といえば、撮影には旧友のルベツキさんの映像がすごい!という印象がありますが、今回は監督自身が撮影されています。モノクロ画面に映る当時のメキシコシティの街並みが美しく、画角もスタイリッシュ。CGを多用しているとは思えない自然さで、どのシーンも美しい。ルベツキさんさもありながら、監督自身のセンスが光る撮影です。

主役クレオ役は代役だった!

観るものを涙させた、クレオ役ヤリッツアアパリシオの名演技。

出産シーンや、ラストシーンでの演技が胸を打つ彼女ですが、実は姉妹の代わりにオーディションを受けたとのこと。メキシコ先住民の血を引く彼女は本当に魅力的で、結果的にクレオは映画の中で目の離せない存在となりました。

ただ監督の記憶を描いた映画

監督の記憶をただ、淡々と描いており、説明なども無いため設定や状況を把握するのに少し戸惑いますが、ストーリーが進むにつれ引き込まれていきます。政治や差別など、社会的な問題も描かれていますが、それは強調されることはなく、私たちはただ流れるようにそれを目の当たりにします。そこから何を掬い取るかは私たち次第です。

ラストシーンでは泣くしかありませんでした。

Yalitza Aparicio as Cleo in Roma, written and directed by Alfonso Cuarón. Photo by Carlos Somonte.

この映画が、アカデミー賞で評価されたことは本当に素晴らしいと思います。

ぜひNetflixで見てみてください!

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