読書にハマっています!
しかし、今さらと言うわけでは無く、小さい頃は絵本の定期購読、小学生で図書委員、高校の通学時間は読書三昧・・・と本はまあまあ読んでいました。
しかし、最近は映画や漫画の方が優先で小説はなかなか読めないでいたのです。
そんな中、本はもちろん、漫画も読まなかった旦那さんが、読書に目覚めたではありませんか!
身近な人が本を読むならば、もちろん私だって読みたくなります。
同じものを読んで、感想を言い合ったり、それは夫婦のプチ読書会となり、読書に拍車をかけました。
おすすめは喫茶店読書
本屋さんで本を買った後は、喫茶店へGO!
なるべくレトロな喫茶店が私的には望ましい。
最近ハマっている文豪モノにはそれがベストなのである。
と言うことで、最近の喫茶店読書風景をご覧あれ。
まずは『ミントの壁』と言う昭和レトロポップな喫茶店。
古い喫茶店を活かしつつリノベされた喫茶店では、鉄板ナポリタンや昔ながらのプリンなどがいただけます。
ここでは、基本中の基本の文豪・芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を読みました。超有名な芥川の短編ですが、改めてじっくり読んでみると、雲の上のお釈迦様の描写がとても美しく、一方地獄のカンダタが、せっかく生前に一つだけ「蜘蛛を助ける」という良い行いをしたため、お釈迦様から情けをかけられ蜘蛛の糸を垂らされたのに、欲を出して数多の罪人を押し除け、結果ともに地獄に落ちていく様は本当に凄まじく、静と乱の対比が際立つ作品です。
そして、『らんぷ』という木造の喫茶店。
チェーン店ですが、この店舗は静かで過ごしやすくお気に入りです。木材も黒を基調としていて落ち着きます。ここではレモンゼリーやコーヒーフロートがおすすめ!
ここぞとばかり、梶井基次郎の『檸檬』を檸檬ゼリーとともに読了。
教科書に載る、有名な短編ですが、1925年に発表されたとは思えない、今風のみずみずしい感覚の作品です。
そして別日、コーヒーフロートともに、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』。
これは、谷崎が「西洋文化が入ってこなければ、もっと日本独特の進化を遂げた文化が花開いただろうに・・・」という嘆きから、西洋文化をディスるとともに、日本文化を礼賛するお話し。読んでいて本当に面白いです。
羊羹だって谷崎にかかると「あの色などはやはり瞑想的ではないか。玉のように半透明に曇った肌が、奥の方まで日の光を吸い取って、夢見る如きほの明るさを孕んでいる感じ。」と絶賛され、「クリームなどは、あれに比べるとなんという浅はかさ、単純さであろう」と西洋のクリームをディスっています笑 本当に面白いので機会がありましたらぜひ。
ツッコミを入れながら読むと印象に残る
昔読んだ本も、今ではすっかり内容を忘れてしまっていて勿体ないなあと思っていたので、今回のこの読書の波では感想をブログに残していこうと思いました。
そして、運よく、旦那さんと一緒に読めるので同じ作品を読んだら感想戦。そして違う作品を読んでいるときは「ちょっと、このフレーズきいて!」とツッコミを入れながら読んでいると、本当に内容を理解できるし、覚えていられるのでおすすめの読書方法です。
また、読後にYouTubeなどの考察なんかも見ると面白くておすすめです。
みなさんも、ぜひご一緒に、読書にハマってみませんか?
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