『ドロステのはてで僕ら』藤子 ・F・不二雄のSFを思わせる!ヨーロッパ企画による切れ味抜群のループコメディ

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ひなぎくのほぼ日記

どんなおはなし?

以前ご紹介した映画『リバー、流れないでよ』

2分間のタイムループをずっと繰り返すという物語に、「たった2分のループで物語がどうやって進行していくのか」と初めは思っていましたが、観賞後見事に不安を払拭させられ、大満足の映画でした。

その『リバー、流れないでよ』以前に、同じくヨーロッパ企画で制作された映画がこの『ドロステのはてで僕ら』です。

元祖2分のタイムループもので、今回はカフェにあるテレビモニターと、2階の店長の部屋にあるテレビとが2分の時間差で通じてしまう、という設定。

初めはそれを楽しんでいた、店員や常連客ですが、段々と事態はあらぬ方向へ・・・

ドロステ(絵の中の人物が自分の描かれた絵を持ち、その絵の中の人物も自分が描かれた絵を持ち……という、無限に続く入れ子のような構図のこと。)のはてに、彼らはいったい何を見るのでしょうか?

ヨーロッパ企画とは?

劇団。京都発。コメディをしている。

1998年に同志社大学の演劇サークルで結成。以来コメディを上演し、SFやファンタジーなどの非日常的な設定、珍しい仕掛けを中心にした「企画性コメディ」を得意とする。年に1回ほどのペースで本公演ツアーを行っている。

映像での活動も広く、映画やテレビ番組を制作するほか、動画や配信、Blu-rayやDVD制作、スマホゲーム制作、テレビドラマやアニメにも幅広く関わる。

メンバー個々も、舞台・映画・テレビ・CMなどに出演。所属クリエイターそれぞれが、脚本・監督・イラストなどを手掛け、外部作品に関わることも多い。

劇団の枠にとらわれず、活動のフィールドを多方面へ広げている。

(公式HPより)

お芝居は見たことないのですが、『ドロステのはてで僕ら』『リバー、流れないでよ』に共通するヨーロッパ企画のスタッフとキャストの皆さんがなんともいえずに安定感のある仕事をされていて、その中に、俳優さんやお笑い芸人さんが味を出されていて本当に楽しい作品を作り上げられています。これからも要チェックのヨーロッパ企画さんです。

藤子 ・F・不二雄のSFを思わせるストーリー

『リバー、流れないでよ』を見た時、なぜか脳裏に藤子・F・不二雄先生のSF短編を思い出しました。タイムパトロールというワードとかも、まさに!ですよね。

そしてこのドロステを見た時、ラストで藤子先生のSF短編のお話が出てきて、繋がったっ!て思いました!

不思議だけど、ほっこりしていて、怖い時もあるけど、なぜかあったかい気持ちになる。

そんな肌感が、まさに『ドロステのはての僕ら』です。

Amazon prime videoで配信中ですので、この機会にぜひご覧ください!

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