2回にわたってご紹介している、Netflix制作のドラマ『百年の孤独』。今回は第3、4話のレビューを書いていきたいと思います。この『百年の孤独』についての説明や、1、2話のレビューはこちらからチェックしてみてください!
第3話『神の銀板写真』※ネタバレあり※
前回、次男のアウレリャノが「誰かが来る・・・」と予知しましたが、この第3話でブエンディア家に小さい女の子がやってきます。
その子の亡くなった両親が、ウルスラと遠い親戚ということで、仕方なく引き取りレベーカと名付けます。
しかし、土を食べるわ、意地っ張りだわで手を焼きますが、そのうち順応して明るく良い子になったのも束の間、遠い地の流行り病だった『夢遊病』を保菌しており、あっという間にマコンドに広まって、町中の人が眠らなくなり、副作用で痴呆症のような症状に陥り危機的状況となってしまいます。
そこへ、ある男がやってきて薬を処方すると、住人たちは元通りに治ったのでした。
その男こそ、死んだと思われていたメルキアデスで、ホセ・アルカディオ・ブエンディアは大喜びします。
彼はブエンディア家に居候し、銀板写真機を作ると、ホセは「神の姿を撮りたい」と夢中になりました。
次女のアマランタと、養子のレベーカは美しく成長します。特にレベーカの美しさは、ブエンディア家に電動ピアノを納品しに訪れたイタリア人、ピエトロ・クレスピの目を捉え、密かに手紙のやりとりを行うのですが、アマランタもピエトロに好意を寄せており、2人の姉妹に対立が芽生えるのでした。
第4話『クリの木』※ネタバレあり※
大きく発展したマコンドの街に目をつけた政府は、町長を派遣します。最初はすったもんだありましたが、何とか和解します。その町長の末娘でまだ生理も来ていないような少女レメディオスに恋をした、次男のアウレリャノはなんとかして彼女と結婚しようと両親を説得します。
その甲斐あって、レメディオスが大人になることを条件に結婚の承諾を得たのでした。
幸せの絶頂のアウレリャノ。思えば、アウレリャノの一番幸せだった時かも知れません。
一方、メルキアデスは老衰で亡くなると、悲しみに暮れたホセ・アルカディオ・ブエンディアは狂気へと進んでいき、手のつけられなくなった家族は、彼を、家の中庭にある大きなクリの木に縛り付けます。
そしてこの時から、このクリの木の下が彼の居場所となるのでした。
3、4話感想
3話の夢遊病のあたりは本当にファンタジー展開で、どうなることかと思いましたが、まさかのメルキアデス再登場に「メルキアデスーーー!!」となりました笑 メルキアデスが薬を飲ませ、次々と倒れていくシーンは美しかったですよね。
ここで登場人物の整理ですが
・ホセ・アルカディオ・ブエンディア=マコンド創始者。発明や新しいもの大好き!大親友のメルキアデスが死んで狂気に囚われクリの木に縛られる。
・ウルスラ=妻。ブエンディア家を取り仕切る。ホセとは親戚同士のため、奇形児が生まれるのではという不安に囚われていたが五体満足な子供を3人産む。
・ホセ・アルカディオ=長男。占い師ピラルとの間に子供ができたと知るとジプシーと旅に出てしまった
・アウレリャノ=次男。うっすら予知能力がある。引きこもって金細工するような大人しい男。町長の娘レメディオスに一目惚れ。
・アマランタ=長女。上品さを持った妹だが、好意を持ったクレスピがレベーカを好きなので嫉妬中。
・レベーカ=養女。美しく成長し、イタリア人のクレスピと恋仲中。
・アルカディオ=長男のホセ・アルカディオとピラルの間の子。ウルスラが引き取って育てている。メルキアデスやアウレリャノから勉強や発明を教わる。
と、主要人物はこんなところです。
衝撃だったのはやっぱり、メルキアデスの帰還と死、それに伴ったホセの狂気からのクリの木に縛り付けられる・・・という出来事。
マコンドの創始者で、あんなにも溌剌としていたホセが・・・・と悲しくなってしまいました。
子供たちも大きくなって、ウルスラ母さんの気苦労も絶えません。
果たしてこの後はどうなっていくのでしょうか。
次回は5、6話のレビューをしていきます!
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