オードリー・ヘプバーン、シャーリー・マクレーンの2大スターが共演した人間ドラマ「噂の二人」

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ドラマ

オードリー・ヘプバーンは、本ブログでも何度も取り上げている推しのスターです。
シャーリー・マクレーンは、「80日間世界一周」でご紹介してから、こちらも推しのスターとなっております。
この2大スターが共演した人間ドラマが、映画「噂の二人」です。

監督は、「ベン・ハー」、「ローマの休日」で知られる名匠ウィリアム・ワイラーです。

物語は、ハッピーエンドを期待した筆者の予想を裏切る悲しい結末でした。

どんなおはなし

学生時代からの友人であるカレンとマーサ。

女子寄宿学校を経営しているふたりは、生徒の父母からの信望も厚く、学校は順調です。

そして、カレンにはジョーという恋人がいて、二人は結婚を間近に控えていました。

そんなある日、学校嫌いの問題児、メアリーがついた嘘から、カレンとマーサは同性愛者であるとうわさが広がります。生徒たちは次々と学校を去り、平穏だった暮らしは次第に崩壊していきます。

主なキャスト
カレン・ライト(オードリー・ヘプバーン)
マーサ・ドビー(シャーリー・マクレーン)
ジョー・カーディン(ジェームズ・ガーナー)

みどころ

原作は1934年のリリアン・ヘルマンの戯曲「子供の時間」です。 

監督のウィリアム・ワイラーは1936年に同じ原作を映画化しています。(「この三人」)。この際は、時代的な制約で、同性愛(レズビアン)を表に出すことが検閲当局に禁止され、この部分をカットして三角関係のドラマになったそうです。

今でこそ、LGBTQは、社会の理解もある程度は進んではいますが、道のりは半ばといったところしょうか。

この問題に60年以上も前に向き合っていたことに驚かされました。

オードリーは、次々と不幸が訪れる悲劇のヒロインを見事に演じています。
その美しさは相変わらずですね。(笑)

メアリー役の子役の自分の嘘を貫くため、真実を語ろうとした友人を脅したりする迫真の演技にはびっくりしました。これだけ憎たらしい役どころを演じきるなんて、逆に感動です。

マーサのカレンに対する友情を誤解されたはずですが、物語の後半で、それが単なる友情ではなかったという流れになり、この難しい役どころのシャーリー・マクレーンの演技がみどころのひとつとなります。

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