5話 『分岐点』
人間の国ヌーメノール。ハルブランドはこの国に留まり鍛冶屋になりたかったが、中つ国での戦いに参加して南方国の王になる道を選ぶよう、ガラドリエルに諭されます。
ハルブランドは意をを決して、ガラドリエルや女王ミーリエルら軍隊と共に中つ国へ出立を決めます。
一方、エルフ王ギル=ガラドとドワーフの王子ドゥーリの対談では心理戦が行われていました。
ギル=ガラドは「霧降山脈の麓の歌」について話します。
かつてモルゴスとの戦いで、イシマリルの輝きは地中深くに閉じ込められたが、
それこそがミスリルで、ドワーフはそれを見つけているのではないかと・・・
エルロンドは、親友との約束でそれは言えないと断るが、枯れかけているエルダールの木を見せられ、この木が枯れてエルフが中つ国を見捨てて去れば全種族が滅びると知り、事態は深刻であると悟ります。
決断を迫られるエルロンド。
王より、かつてエルロンドの父がモルゴスとの戦いで自分を犠牲にした時の言葉が
「やれるのは自分だけだから」と教えられます。
エルロンドはそのことをドゥーリに伝えると、ミスリルを提供するよう父王を説得することを約束してくれるのでした。
南方国・・・アロンディルに納屋で拾った剣のことを打ち明けるテオ。
それは人間を従わせる鍵で、アダルはオークにこの土地を与えるためにその鍵が必要だと教えます。
オークとの戦いを諦めかけたブロンウィンですが、アロンディルに励まされ、オークを迎え撃つ覚悟を固めるのでした。
6話 「奈落」
いよいよエルフの塔に攻めてくるオーク軍!
しかしブロウィンたちは策を練り、塔に仕掛けをして村まで退去していました。
オークとの戦いに勝利し歓声をあげたのも束の間、死体の仮面を剥がすと、それはアダル側に降伏した同じ村の住人でした。
絶望の中、アダルら本隊が村を襲います。間一発、ガラドリエルらの兵が間に合いアダルを捕らえました。
ガラドリエルの尋問で、アダルはかつてモルゴスに捕えられ拷問を受けて心が捻じ曲がったエルフ、最初のオークであると判明します。
アダルはサウロンについて語ります。
「モルゴス敗北後、サウロンは中つ国の復興に全霊を傾け、力を創造しようとした。
肉体を超えた未知の力を・・・しかし何かが欠けていた。
無理な望みで多くのオークが犠牲になるのを我慢できずサウロンを排除した」
アダルはオークに我が子と愛情をよせており、生きる価値や家が必要だと思っていました。
矢キズをおいながらも、なんとか一命を取り留めたブロンウィンは、援軍のお礼を女王ミリエールに伝えます。
南方軍を実質率いてきたブロンウィンに、南方国の約束された王だとハルブランドを紹介し、彼は村の住人に歓迎されます。ガラドリエルとも、友情や恋にも似た絆が生まれているようです。
テオはあの武器をアロンディルから渡され、ヌーメノール人に海に捨ててもらうように伝えるも、その中身はただの斧にすり替えられていました。
本物ははサウロンの復活を願う人間の手に渡っており、鍵を差し込むと、橋が崩れて水がマグマに流れ込み、それが山の大噴火を促します。その混乱に乗じてオークたちが再び襲い掛かり、ガラドリエルも迫り来る火山灰に包まれてしまいます・・・
5、6話感想
捕らえられたアダルの悲哀がたまりません!役者のジョゼフ・マウルさんがかっこいいんだと思いますが、この方、「ゲーム・オブ・スローンズ」のベンジェンおじさん役の方で、あーやっぱりかっこいいわーと納得です。シーズン2ではアダル役を降板されたそうで、残念でしかない!!
そして、アロンディルが戦いで頑張っていたせいか、その背中を見ていたテオもお母さんの恋人として認めて懐いた感があってよかったです!やったね!アロンディル!
やっぱり、エルフと人間の恋は成就してほしいですね!
しかし、6話のラストは迫力がありました。灰に包まれたガラドリエル。果たして無事でしょうか!
5、6話の推しキャラは・・・アダルです!悲哀がたまらない・・・人間には容赦ないけど。。。
ではラストエピソードの7、8話に進みましょう!
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