伝説の小説『百年の孤独』がNetflixでドラマシリーズ化!
難解とされている小説ですが、このブログでは1話ごとストーリーを掘り下げていきたいと思います!
第2話「まるで地震のよう」※ネタバレあり※
天体観測を続けるホセは「地球はオレンジのように丸い」ことを突き止めます。
自力でその説にたどり着いたホセを称賛したメルキアデスは、錬金術の実験道具を与えてその方法を伝授します。
そして例によって、錬金術に没頭するホセ。
それにブチギレた、妻のウルスラは「子供を見なさい!まるで野蛮人よ!」と夫の家庭を顧みない態度を指摘し、我に帰ったホセは子供を教育し始めます。
ウルスラは亭主が実験に没頭している中、1人で女の子を出産。アラマンタと名付けます。
すくすくと成長する子供たち。
ある日長男のホセ・アルカディオ(父親と同じ名前なので、ややこしい)の裸を見たウルスラは彼の巨根を見て、あれは異常だ・・・奇形だ・・・と不安に思い、近所の占い師ピラル・テルネラに相談すると、じゃあ、私が占ってきてあげると言い、ホセ・アルカディオの元へ。
しかし、そこで2人は恋に落ち、しばらく逢瀬を重ねていきます。
弟のアウレリャノは愛のからくりについてどんな感じなのかを兄に問うと「まるで地震のようだ」と答えます。
ある日、またジプシーの一行がマコンドを訪れメルキアデスの訃報を知らされます。
落胆するホセですが「思いに報いるためにも、錬金術を完成させる!」とさらに研究に没頭するようになります。
一方、順調な恋を育んでいるかに見えたホセ・アルカディオと、ピラル。
しかし、ピラルから妊娠したことを告げられると、急に恐ろしくなったホセ・アルカディオは、ジプシーの少女と一夜を共にし、そのままジプシーの一行と旅立ってしまいます。
母親のウルスラは嘆き、息子を追って旅立ちます。
5ヶ月後、文明へのつながりを発見したウルスラがもどってきました。しかし、長男は結局見つかりませんでした。
ピラルが、ホセ・アルカディオとの子供を産み、ウルスラに引き取って欲しいと懇願します。
ウルスラは激怒し、息子が去ったのはあなたのせいだと批判、母親が誰かを告げないという条件で、子供を引き取ります。
悲しい出来事が続き、弟のアウレリャノは引きこもりがちとなり、金細工に打ち込みます。そうするうち、才能が研ぎ澄まされ「誰かが来る・・・」という予見をし、物語は終わります。
感想
ホセとウルスラの子供達が大きくなり、恋の情熱と戸惑いが描かれていて生命力の溢れている第二話。
「まるで地震のよう」は名言ですよね。
小説でもマルケスの書く性描写って全くいやらしくなくて芸術的というか、人間の生命を感じさせるんですよね。
なので読んでいても全く不快感が無いです。
ラストにはアウレリャノの予見で「誰か来る」で終わっていますが、この人物が結構な波乱を、マコンドに持ち込みます。
3話も楽しみですね!
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