「スポットライト 世紀のスクープ」

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映画チャンネル

どんなおはなし?

ボストンのローカル新聞社の精鋭チームスポットライト班が、ボストン地区のカトリック司祭たちによる子供への性的虐待と、それが組織的に隠蔽されている事実を掴む。根気よく取材を続けながら証拠を揃え、世紀のスクープを発表するまでを描く、実話をもとにした映画です。

アカデミー賞受賞作

一見、とても地味な映画に見えますが、アカデミー賞作品賞脚本賞を受賞しています。それも納得で、新聞社のデスクにスッとカメラが入り込み映画はスタート。最初はついていけない観客も、その脚本センスにいつしか状況を飲み込め、物語の中に入り込み、スポットライト班の一員のような気持ちで映画にのめり込んでいきます。

また、抑え気味でありながら実に効果的な美しい音楽は、ハワード・ショアロード・オブ・ザ・リングシリーズのようなドラマチックなスコアをかくハワード・ショアの、この抑え気味な楽曲は映画を引き立てていて最高でした。

俳優陣のチョイス

なんと言ってもスポットライト班のキャスティングが素晴らしい。

マイケル・キートン、リーヴ・シュレイバー、レイチェル・マクアダムス、マーク・ラファロ、ジョン・スラッテリー、ブライアン・ダーシー・ジェイムズ。

特にマイケル・キートンのリーダーシップのある演技は素晴らしかった。マーク・ラファロ(かっこいい。好き)と、レイチェル・マクアダムス(可愛い。好き)は助演男優・女優賞にノミネートされていて、熱意あふれるジャーナリストを熱演しています。

あと、弁護士役として、大好きなスタンリー・トゥッチも出演していました。やっぱりいい役者さんです。

スタンリー・トゥッチとマーク・ラファロの推しコンビ!どちらも演技うまくて、味があって、本当に見応えありました!

レイチェルの可愛い記者ファッション

「君に読む物語」「アバウト・タイム」、いつだって可愛い我らがレイチェル・マクアダムス

今回はジャーナリストの役ということで、すっぴんに近いようなナチュラルメイク。無造作なボブヘアシャツパンツというシンプルなファッションですが、それもまたすごく可愛いんですよね。大きめの黒いバッグに、いつでもメモを持ち歩いてボストンの町中を駆け回るレイチェルはカッコ良かったです。

実話という恐ろしい事実

初め、1人の神父の虐待事件から、13人になり、さらにボストンだけで、90人いるんじゃないかという事実が分かったときの恐ろしさ。さらに数は増え、組織ぐるみで隠蔽されてきた。それが実際の事件というから驚きです。

被害者は家庭に問題を抱えた寡黙な子供たちで、大人になってからもトラウマを抱えて生きているのです。人々を導く立場にいながら、本当に腹立たしいですね。

この世から虐待事件が無くなる事を祈ります。

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