壮大な叙事詩 アニメ「平家物語」

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アニメ

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。

平家物語

どんなお話

時代は、平安時代末期、平家一門は、平清盛のもと、栄華を極めていました。未来が見える不思議な能力をもつ少女、びわは琵琶法師の父親を平家の武士に殺されてしまいます。
その後、びわは平家の屋敷に侵入します。そこで出会った清盛の長男、平重盛に「お前たちはじき滅びる」と予言します。亡者が見える重盛はびわに共感し、彼女を屋敷にとどめて、息子の維盛たちとともに生活させることにします。

そのころ、清盛は、娘の徳子高倉天皇のもとに入内させ、さらなる栄華を追い求めるのでした。

徳子入内から6年後、平家に対する反発はますます高まっていきます。後白河法皇の近臣達が平家打倒の鹿ケ谷の陰謀を計画しますが、密告により発覚します。

関係者を処罰した清盛は、法皇も幽閉しようとたくらみます。これを察知した重盛は、清盛に決死の諫言を行うのでした。

徳子は男の子(後の安徳天皇)を産み、清盛はさらなる栄華を求めますが、重盛は、来世の菩提と引き換えに自らの命を縮めるよう祈願するのでした。その後重盛は病の床につき、夢で平家の滅亡を告げられます。そして、重盛は、びわの奏でる琵琶の音を聴きながら最期を迎えます。

重盛を失った平家は滅亡への道をすすむことになります。

みどころ

制作は、「映像研には手を出すな!」、「犬王」の「サイエンスSARU」です。日本が誇る壮大な物語をアニメーションで巧みに表現しています。

物語の語り部、琵琶法師には、不思議な能力をもつ少女「びわ」が務め、本作の主人公となっています。

彼女と平家の人々の交流を軸に、物語は、進行していきます。

有名なシーンが次々と展開され、最後の壇ノ浦まで、息をのむ展開です。

作中流れる琵琶の音が物悲しく、心に響きます。

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