嘘のような人質救出作戦!「アルゴ」

スポンサーリンク
アクション映画

どんなおはなし?

イラン革命下のイラン。革命派がアメリカ大使館を占拠し、働いていた人々は人質となってしまう。しかし6人のみ脱出に成功し、カナダ大使館に逃げ込み隠れていた。出国にはかなりの危険を要すため、アメリカCIAでは脱出作戦が練られていた。

CIAの1人、トニー・メンデスはSF映画好きな息子からインスピレーションを受け、なんと偽の映画制作チームを作って、イランにロケハンとして入国し、6人を連れ出国するという作戦を提案する。作戦名は偽映画のタイトル「アルゴ」。果たしてトニーと6人は無事出国できるのか・・・。

事実を元にしたストーリー

こんな作戦、嘘みたいな話ですが実際にあった出来事なのだそう。

映画の中でも、この「偽映画ロケハン作戦」はCIAの幹部たちに一蹴され、お蔵入りしそうになりました。しかし、他の作戦も「自転車で国境までGO!」作戦という、お粗末なもので、こちらが採用されました。

ベン・アフレック演じる主役のトニー・メンデスは、CIAでも実際にとても優秀だったそうです。

ベン・アフレック監督・主演

当初、ベン・アフレックが監督?どんなエンタメ映画かなってくらいに思っていたのですが、出来上がったこの映画を見てその才能に驚きました。

「グッド・ウィル・ハンティング」で脚本がかけることは知っていましたが、監督をしてもクオリティが高く、センスを感じます。

1970年代のイランが舞台ということで、ざらついた荒めの映像が雰囲気を作ります。

気を衒った演出はしていないものの、緊迫感のある構成にはハラハラしどうしで、目が離せませんでした。

CIAにはとても見えない、もさっとした風貌のベン・アフレックも良かった。

監督としてはこの映画でアカデミー賞の「作品賞」を受賞しています。

結果できにこの映画はアメリカ側の正義を描いていますが、冒頭のナレーションシーンではイラン革命に至った経緯を説明しており、イラン側の正義も語られています。

その辺りの正義感の倫理観は一旦横に置きつつ、映画として本当に見やすく、引き込まれ、センス良く、クリント・イーストウッド監督を思い起こさせるような映画らしい映画だと感じました。

アマゾンプライムで配信中ですので、この機会にぜひぜひ^^

後半の飛行場でのシーンは本当にドキドキします><

コメント

タイトルとURLをコピーしました