筆者は、現在、Adobeの「アドビことはじめクリエイティブカレッジ」で「Illustratorコース」を受講中です。
そこで学んだ中から、イラレ(Illustrator)を使う際にすぐに役立つTipsをご紹介いたします。
なお、本稿では、 Adobe Illustrator デスクトップ版(Windows)の「28.2」で動作確認しました。
イラレとは
Adobe Illustrator(アドビ・イラストレーター)を指します。
テキストや画像を組み合わせたレイアウトの作成、デザイン、また、線や図形を組み合わせたイラスト作成に最適なツールです。グラフィックソフトの中では「ベクトル系ソフト」に分類されます。(Adobeのクリエイティブカレッジテキストより)
今回は、「葉冠を作ろう!」です。
よく目にする、月桂樹の葉の付いた枝をリング状にした葉冠を作ってみましょう。
葉冠を作ろう!
(1)楕円形ツールで、楕円を描きます。
あとの作業のため黒色で作成してください。
(2)ダイレクト選択ツールで楕円の両端のアンカーポイントをそれぞれ選択して、プロパティパネルの「変換」で角をとがらせます。
(3)葉っぱが一枚完成しました。
(4)これを少し回転させます。
(5)Shift + Option(WindowsはAltキー) +ドラッグで垂直方向にコピーをして、コピーした方をプロパティパネルの「変形」で、垂直方向に反転させます。
一組の葉っぱができました。
(6)葉っぱをふたつ選択した状態で、Shift + Option(windowsはAltキー) +ドラッグで、右横にコピーをします。
(7)たくさんのコピーが必要になるので、簡単にコピーをするために「オブジェクト」→「変形」→「変形の繰り返し」を選択すると、最後のコピーの処理を繰り返してくれます。
(8)こんな風にできました。ポイントは真っ直ぐ横に作成してください。
(9)葉っぱを一枚コピーして、それを回転して、先頭に縦に置きます。
先頭から3枚を選択した状態で、プロパティパネルから「整列」の右下の「…」をクリックして、「オブジェクトの分布」から真ん中のボタンをクリックして整列させます。
(10)こんな風にできればOKです。
(11)「ウインドウ」→「ブラシ」を選択します。パネルウインドウが出てきます。
(12)オブジェクトが全選択された状態で、「ブラシ」ウインドウの下部の「新規ブラシ」をクリックします。
(13)「新規ブラシ」のウインドウが出てきたら、「アートブラシ」を選択します。
(14)OKを押すと、さらに、「アートブラシオプション」のウインドウが出てきます。
「着色」から「明清色」を選択します。「OK」でウインドウを閉じます。
(15)アートボードの空いている場所に、円を描きます。
(16)線だけに変更してください。
(17)はさみツールを選択します。
(18)円の上と下の2か所をはさみツールでクリックします。縦の円弧を切り出すイメージです。
(19)円弧が選択された状態で、「ブラシ」ウインドウから先ほど作成したブラシを選択します。
円弧にブラシが適用され、葉冠の左側ができました。
(20)ここで、線の色を変更してみてください。
(21)なお、作成したアートブラシを拡大・縮小する場合は、「ブラシ」ウインドウ内の作成したブラシをダブルクリックしてオプションウインドウを表示して、「縦横比を保持して拡大・縮小」を選択します。
(22)作成したオブジェクトをShift + Option(windowsはAltキー) +ドラッグで右横にコピーします。コピーした方を、プロパティパネルから「変形」オプションの「水平方向に反転」で反転させます。
(23)位置を調整して完成です。
(参考)AdobeのクリエイティブカレッジのWebサイト
いかかでしたでしょうか。イラレは本当に奥が深いグラフィックソフトです。
これからも学びを続けて、少しでも表現力の向上に役立てられたらと思います。
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