映画の中のこの1曲『Crazy On You / Heart』

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ひなぎくのほぼ日記

使われていた映画『ヴァージン・スーサイズ』

ガーリー映画番長ソフィア・コッポラ監督の長編デビュー作にして最高傑作。

実際にアメリカであった5人姉妹の自殺事件をもとに描かれた衝撃作で、作品を通してアンニュイ感が漂い、抑圧されたティーンのエネルギーが悲惨な結末で爆発してしまうけれども、悲しみとはまた違った余韻を残す、脳裏に残る映画です。

若き日のキルスティン・ダンストの存在感が圧巻。

使われていた場面

音楽のセンス抜群のソフィア・コッポラはサントラ選びも抜群!

この映画で特に有名なのは、音楽を担当したフランスのバンドAIRPlayground Loveだと思います。このアンニュイ感が作品とリンクしていて最高ですよね。

しかし、今回ご紹介するのはHeartCrazy  on Youです。

とても厳しいリスボン家の5人姉妹はいつも門限に縛られています。

キルスティン・ダンスト演じるラックスは姉妹の中でも奔放な性格で、学園の人気者トリップジョシュ・ハートネット)に見染められ猛アタックを受けますが、心とは裏腹に(ホントは下着にトリップ♡と書くほど好き)つれない態度を取り続けます。

ある日ラックスの家にお呼ばれしたトリップは、ラックスたちの家族と仲良く健全にテレビを見た後、帰ることに。玄関まで見送るラックス。やっと2人きりになれる!と思ったトリップですが、彼女は「じゃあ」とあっさり扉を閉めてしまいます。

やっぱり脈ないのかな・・・車に乗ったトリップがそう思いかけた時、この曲がかかります。

段々と激しくなる曲調に合わせて、ラックスが車まで走ってきてトリップに情熱的なキスをし、すぐにまた家に戻っていきます。

放心するトリップ。

まんまとラックスの術中にハマってしまったのでした。

このシーンはシチュエーションとサントラが本当にマッチしている名シーンでした!

その後続くソフィア・コッポラ監督の映画はどれもサントラに凝っていてそれも楽しみの一つです。またご紹介しますね!

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