『ゼロ・グラビティ』宇宙空間に投げ出されたら、助かると思いますか?

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ひなぎくのほぼ日記

どんなおはなし?

宇宙で船外活動中のライアンサンドラ・ブロック)とマットジョージ・クルーニー)の元に、ヒューストンから無線が入り、大量の宇宙ゴミが向かっていると警告を受ける。

しかし、逃げる間も無く直撃を受けライアンは宇宙空間に投げ出されてしまう・・・

マットとの無線も切れ絶望するライアンだったが、終始冷静なマットに助けられ無事シャトルに戻ることができる。しかし船体は壊滅的な被害を受けていた。

この絶望愛的な状況の中で、果たして2人は地球に帰ることができるのだろうか・・・。

とにかく圧倒的な映像に度肝を抜かれること間違いなし!

2013年公開のこの映画。

年間ベストや生涯ベストに挙げる人も多く、当時ものすごく話題になっていましたよね。

私は映画冒頭のサンドラ・ブロックが投げ出されるシーンを予告編で見て、絶対無理!(閉所恐怖症なので)と思って見ていませんでした。これが衝撃の予告編です!!!↓

まず劇場では絶対無理だったでしょう。

でも今回見る機会があって、見てみると、圧倒的な映像美に度肝を抜かれました!

宇宙船の無音のクラッシュシーンは本当に美しかったです。

この映像、本当に無重力にいるみたいで、どうやって撮影したか調べたら、ワイヤーで吊るしていたんですね、

とにかくすごい撮影技術で、センスも抜群でした。

音楽も素晴らしく、映画を盛り上げるBGM要素と、効果音の要素があって、これは音楽なのか、クラッシュ音なのかわからないところもありました。

この撮影で、アカデミー賞では撮影賞も見事受賞を果たしました。

撮影のエマニュエル・ルベツキさんは、キュアロン監督とは10代の頃からの知り合いだったそうで、同じく監督の『トゥモロー・ワールド』でも撮影されています。この映画では長回しの戦闘シーンが高い評価を受けましたが(本当の戦場のような臨場感でした)、『ゼロ・グラビティ』でもその技術が遺憾無く発揮されています。

その他『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『レヴェナント:蘇りし者』の撮影もルベツキさんだと知り、そのセンスに納得したのでした。

監督はアルフォンソ・キュアロン

『ゼロ・グラビティ』を見ていなかったもので、この監督も今まで追っていませんでした。

こんな名監督だったなんて!!

この映画では脚本も監督のオリジナル!

登場人物がほぼ2人、場所はほぼ宇宙という削ぎ落とした設定の中、次々と襲いくるトラブルへの対処にフォーカスされていて、あっという間の91分です。

こちらの映画、原題は『グラビティ』で、全く真逆の『ゼロ・グラビティ』という邦題がつけられたせいで、せっかくのスタイリッシュさが無くなってしまったと思っています。

実際のこの映画の体感は、削ぎ落とされた美しさと、何も生存させない宇宙空間と、そこに生きようとする人間の強さを91分走馬灯のように感じられるものでした。力強いラストも良かったです。

『ゼロ・グラビティ』Amazon Prime Videoで配信中ですので、私のように見逃していた方はぜひぜひ見て見てください!

そして、ご覧になった後には、キュアロン監督の息子さんのホナス・キュアロンが監督されたスピンオフ『アニンガ Aningaaq』もぜご覧ください!この短編では、犬の遠吠えでお馴染み!(笑)サンドラ・ブロックの無線を地球で傍受したアニンガが登場します!

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