どんなおはなし？
携帯の電波の届かない場所に来たかった、というタエコ（小林聡美）。南の島の小さな宿「ハマダ」で個性的な住人たちと過ごすことで、人生の隙間に「たそがれる」術を見出していく。
「かもめ食堂」のスタッフ再び！
名作「かもめ食堂」の荻上直子監督、私の敬愛するフードスタイリスト飯島奈美さん、キャストは小林聡美、もたいまさこと王道の顔ぶれで安定感抜群です！
他にも、「ハマダ」の主人役の光石研さんが素晴らしい。加瀬亮、市川実日子も良かったです！
訳ありたちのたそがれ
宿「ハマダ」に集まる人々はそれぞれに何か事情を抱えているようだけれど、過去について、一切触れられることはないのも素晴らしいのです。
何かあって、疲れ切って、ここにたどり着いて、今たそがれを楽しめるようになった。
力が抜けていて、放置されているようで、ちゃんと見ていてくれる、そんな優しさを感じる人間関係でした。
もたいさんと小林さんの可愛いファッション
もたいまさこさんは本当にいつも可愛いワンピースを年相応に着こなしていてお手本になります。「かもめ食堂」でのマリメッコのお洋服も似合っていましたね＾＾
小林さんもシンプルで着心地の良さそうなファションがとても似合っていました。
ハマダの主人ユージさんのアイランドスリッパー（多分＾＾；）はツボなファッションですね〜、もちろん加瀬亮さんは最高でした！
飯島奈美さんのお料理
とにかく飯島奈美さんのお料理が大好きで、「かもめ食堂」「めがね」「プール」「深夜食堂」「南極料理人」などなど・・・何度も見てしまいます。
この映画でも、朝ごはんやお弁当、かき氷に至るまで、何もかもが美味しそうで、飽きません。センスはいいのにオシャレすぎない日常の家庭料理がまさに私の理想のスタイルなのです。飯島奈美さんのお料理本は何冊も読んで、愛用しています。
なぜ！こんなにも普通で定番な朝ごはんが、こんなにも美味しく見えるのですか？？
日常に戻っても
タエコを追ってきたヨモギ（加瀬亮）が、「旅は突然始まりますが、永遠には続かない」と帰ることを促すシーンで読んだ詩がこちら。
私も「ハマダ」でたそがれたい・・・と思わずにはいられない映画でした。
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