概要
「シャドーハウス」は原作・デザイン担当・のりと作画担当・ひっしの2人組ユニット「ソウマトウ」が２０１８年から「週刊ヤングジャンプ」より連載している漫画です。
２０２１年にはアニメ第１期が、２０２２年には第２期が放映されています。
単行本は１４巻まで刊行されており、発行部数は２４０万部を突破している人気作品となっています。
どんな話？
主人公のエミリコは「シャドー」に従事する「生き人形」です。
「シャドー」は全身が煤で真っ黒に覆われており、影絵のように顔がありません。
そのためシャドー家の人々が住まう「シャドーハウス」では「シャドー」１人につき１人の「生き人形」があてがわれ、エミリコたち「生き人形」は主人の身の回りのお世話をするとともに、主人の「顔」の役割を務めています。
エミリコはもう１人の主人公・ケイトの生き人形です。
「大掃除」や「お披露目」などを通して他の生き人形やシャドー達との交流が広がったことでエミリコとケイトの世界はどんどん広がっていきます。
そのような中でエミリコとケイトはシャドーハウスの異質さに気づいていくことになります。
様々な出来事に立ち向かいながら仲間と共に来客のない奇妙な館「シャドーハウス」の謎、闇を暴いていくサスペンスファンタジー系の物語です。
見どころ
伏線が張り巡らされた濃厚なストーリー
第一話から「シャドーとは何なのか？」「なぜ生き人形と姿かたちがそっくりなのか？」など様々な謎がちりばめられています。
物語に出てくる登場人物のちょっとした行動や、シャドーハウスの中では当たり前となっていたルールが鍵となって、聡明な主人公・ケイトを中心に次々と驚くべき事実が明かされていく様子は見ていてとてもぞくぞくします。
緻密な設定やよく練られたストーリー構成があるからこその独特で不思議な世界観にとても魅了させられる物語です。
天真爛漫な主人公・エミリコ
主人公の１人である生き人形・エミリコは天真爛漫という言葉がぴったりのとにかく明るく笑顔が絶えない少女です。
謎や闇が多く登場する重めなストーリー展開の中、おっちょこちょいで素直なエミリコの行動や言動にとても癒されます。
一方で、エミリコの常に前向きな姿や一度信じたら最後まで信じぬくひたむきさ、どんな時もその状況を楽しむ姿に
登場人物はもちろん、見ているこちら側も勇気をもらえます。
思慮深かく、少々頑固で悩みやすいもう１人の主人公・ケイトと天真爛漫なエミリコのハートフルで心温まる掛け合いが大好きです(*^^*)
独特で不思議な世界観
シャドー達は館の中で貴族的な暮らしを送っています。
そのためケイト達シャドーが着ているドレスや、生き人形達が着ている洋服、館の内装が丁寧に描かれていてとってもおしゃれでかわいいです。
影絵のようなシャドー達の姿や、少し闇があるようなゴシック調の雰囲気、ファンタジー要素もある世界に筆者は一目で魅了されました。
謎がさらに謎をよぶ、見ていてわくわく、ぞくぞくするとても面白い物語です。ぜひ見てみてください。
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