アニメ映画「屋根裏のラジャー」

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屋根裏のラジャー1 アニメ

想像の友だち、イマジナリのラジャー

美しいアニメで描かれる残酷で愛に溢れている世界。

どんなお話

ラジャーは世界の誰にもその姿が見えません。
なぜなら、彼は、愛をなくした少女の想像の友だちーイマジナリーだから。

でもイマジナリには運命がありました。
人間に忘れられると、この世界から消えてしまうのです。

「屋根裏の誓い」の真実が明らかになる時、ラジャーは、大切な友だちと家族の未来をかけて、最後の冒険に旅立ちます。

果たして、勝つのは「想像」なのか、それとも「現実」なのでしょうか。

見どころ

本作は、「スタジオポノック」の百瀬義行監督による、アニメーション作品です。

百瀬義行監督といえば、かつて、スタジオジブリで、「おもひでぽろぽろ」、「もののけ姫』、「千と千尋の神隠し」など数多くの作品で中心的役割を担っていた方です。

本作は、手描きのアニメーションを基本に製作されています。筆者にとっては、おなじみの温かみのある手描きの可能性を感じさせます。

なお、原作は、イギリスの詩人・作家の「A・F・ハロルド」の児童文学「ぼくが消えないうちに(英語題名: The Imaginary)」となっています。

本作の声優さんでは、ラジャーを生み出した少女「アマンダ」の母「リジー」を演じられた、安藤サクラさんがとっても印象に残りました。
安藤さんと言えば、先日、筆者も映画館で観た「ゴジラ-1.0」での熱演が思い出されますが、本作でも、娘のアマンダの味方であり、想像の世界に理解を示しつつも、大人としては、夫を亡くし、現実に目を向けざる得ない難しい役柄を見事に演じられています。

また、ラジャーの、どんな困難に出会っても、最後までアマンダを信じて、突き進んでいく姿は、けなげで、いじらしいです。このラジャー役を声優としてアニメ映画初挑戦となる寺田心くんが好演しています。

あなたも本作で不思議なイマジナリの世界を体験してみませんか。

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