正義と不正義とは「ミュンヘン」

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どんなおはなし?

スピルバーグ監督の2005年の実話をもとにした映画です。

1972年のミュンヘンオリンピックで起きた、パレスチナ人のテロ組織「黒い9月」による、イスラエル人選手11人殺害事件。

その報復のため、イスラエル政府は諜報機関モサドから精鋭を集め、黒い9月の主要人物11人の暗殺計画を実行する。

俳優が豪華!

暗殺計画実行部隊の苦悩するリーダーがエリック・バナ。迫真の演技でした。なんか頼りにしたくなる俳優さんですよね。「トロイ」では、ブラッド・ピットに負けず劣らずの男気を発揮し記憶に残っています。

また、ダニエル・クレイグ、マチュー・カソヴィッツ(「アメリ」のニノ)、キアラン・ハインズ、ジェフリー・ラッシュ、マチュー・アマルリック・・・と、私のめちゃ好みの渋い名優たちがわんさか出ているのです!

しかもそれぞれが、超一級品の演技を!

素晴らしかったです。

また、あまり知らなかったけれど奥さん役のアイエレット・ゾラーが垂れ目で可愛かったです。服も可愛くて、特にナイティが可愛かったです。

何が正義で不正義なのか

映画の中で、アブナー(エリック・バナ)の友人の彼女が、葉っぱをやりながら「正義と不正義とは・・・」みたいなことをブツブツと論じるシーンがあります。

特に取り止めもないシーンののですが、後々になって、その思いがアブナーを苦しめることになります。

暗殺していく、「黒い9月」のメンバーたちは、観察してみるとテロ組織とは思えない「良い人」なのです。

『アラビアンナイト』を翻訳して読み聞かせていたり、娘と妻を愛する優しい夫だったり、気さくな話をする気のいいおじさんだったり・・・

また、アブナーはイスラエル人ですが、ドイツ人としてパレスチナ人と接した時には、イスラエルに対するパレスチナ側の思いを聞いて胸が痛んだり・・・。

自分のしている暗殺行為は本当に正しいのか、家族のためと割り切りながらも、ラストは心が闇に飲まれていきます。

終わらない争い

首謀者を暗殺すれば、また別の凶悪な指導者が現れる、この負の連鎖がアブナーを苦しめます。

結局この「ミュンヘン事件」は、各地に飛び火した抗争となって何人もの人が犠牲となりました。

「一人一人の心は優しいのになぜ殺しをしなければならないのか。」

という情報屋のドンのセリフが胸に響きます。

この世から争いなど無くなってほしい。

そうう思わずにはいられない重い映画でした。

しかし、俳優陣が本当に最高ですし、構成も見事な作品です。

心に余裕があればぜひみていただきたい作品でした。

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