シン・仮面ライダー

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先月公開されて、ずっと気になっていた「シン・仮面ライダー」をようやく鑑賞できた。

子どもの頃夢中になっていた作品が、庵野秀明監督により再登場となった。

本作に関する最初のメモの日付は、2016年1月8日。
それから完成までの7年強の間、自分を支えた最大のモチベーションは「僕の考えた仮面ライダーを作りたい」ではなく「仮面ライダーという作品に恩返しをしたい」でした。
脚本・監督等 庵野秀明

映画パンフレット

内容は、思っていたよりもずっと衝撃的であった。が、何度でも見たくなる映画に仕上がっている。

どんなお話

悪の組織「SHOCKER」とそこで生み出されながら、あえて「SHOCKER」と戦う選択をした「仮面ライダー」こと本郷猛(池松壮亮)。

本郷をバッタオーグ(仮面ライダー)に改造した緑川博士は「SHOCKER」を裏切り、「プラーナ」の未来を彼に託す。本郷が変身できるのはプラーナの力によるものであった。そして、娘のルリ子(浜辺美波)を頼むと言い残して、追ってきたクモオーグによって命を奪われる。連れ去られたルリ子を救うべく、サイクロン号に乗って後を追う。変形したサイクロン号に跨ったまま立ち上がり、全身に風を受けると、大量のプラーナを吸収し、ベルトの風車が回転し、マスクの複眼が輝いた。バッタオーグとなった彼は、以後「仮面ライダー」と名乗り、組織の昆虫合成型オーグと死闘を繰り広げる。

見どころ

まずは、仮面ライダーの造形美である。「シン・ウルトラマン」でもそのフォルムの美しさは特筆すべきだったが、仮面ライダーはさらにグレードアップして、遠目でも近くでも圧倒的な存在感である。

まさに石ノ森章太郎先生の原作コミックのイメージそのままに、かつてのテレビシリーズでは、当時の技術的な限界から果たせなかったであろう理想の仮面ライダーの姿を見ることができるのだ。

そして、戦闘シーンのリアルさである。仮面ライダーは基本武器を持たず、パンチとキックで敵を倒す。しかし、並はずれたパワーの持ち主である。「SHOCKER」の戦闘員は、彼のパンチで血みどろになり、キックで骨まで砕かれ絶命する。この映画では戦闘を美化していない。結局のところ殺し合いなのである。仮面ライダーも最初はこの事実に人間として大いに悩む。悩んだ末、ルリ子を守るためにはやむを得ない手段として戦いを受け入れていく。

ほかには「シン・ウルトラマン」の出演者が意外な配役で出ていたり、庵野作品ではお約束の政府の機関も出てくる(笑)。

あと、仮面ライダー第2号こと「一文字隼人」も登場する。懐かしい。(笑)

クライマックスは衝撃の展開となる。これはぜひとも劇場で確認してほしい。

そして、本作を鑑賞したあとに石ノ森章太郎先生の原作コミックも読んでいただくと本作をより理解できるのではないだろうか。

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