どんなお話
学校での居場所をなくし、家に閉じこもっていた、中学1年の安西こころ。
ある日突然、部屋の鏡が目の前で光り始めます。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。
オオカミさまと名乗る、オオカミのお面をつけた不思議な少女に連れられて、中に入ると、そこには6人の少年、少女が集められています。
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべては謎につつまれたままです。
オオカミさまによれば、朝9時から夕方5時まで、自由に鏡を通り抜けてここに来て過ごしていいとのこと。期限は来年の3月30日。
そして、願いの鍵を見つけたとき、その願いがひとつかなうということです。
ただし、夕方5時までにここから帰らなければ、恐ろしいオオカミに喰われてしまいます。
戸惑いながらも、鏡をくぐり抜けて、この場所にやってくる少年、少女たち。
少しずつお互いの距離も縮まりますが、まだまだわからないことばかりです。
どうやら皆はそれぞれに悩みを抱えているようです。
そして、突然、恐れていたことが起こってしまいます。果たして、こころは・・
すべてが明らかになるとき、驚きとともに、大きな感動に包まれます。
みどころ
ずっと気にはなっていたこの作品。辻村深月さんの小説が話題になって、題名は知っていましたが、小説を読むこともなく、その後アニメ映画化されましたが、劇場まで足を運ぶことができませんでした。
最近、この作品が動画配信でレンタルできることを知り、思い切ってみてみることにしました。
やっぱりみておくべき作品でしたね。
こころに共感できることがいっぱいありました。
同級生たちの残酷さ、担任の先生の事なかれ主義。
学校って、誰にでも居心地のいい場所ではないんです。
でもこころのお母さんが、理解者でほんとによかったと思いました。
けっして自分が一人だと思わないこと、きっと誰かが傍にいるよって思わせてくれる作品です。
アニメ素晴らしかったです。作風は細田監督に似てました(笑)
声優さんたちはそれ以上に素敵でした。
オオカミさまを演じたのは、芦田愛菜さん。
こころ役には、當真あみさん、リオン役には、北村匠海さん、そして、こころのお母さん役に、麻生久美子さん。
皆さんさすがです。
そして、この作品に関わった全ての方に感謝です。
感動をありがとうございます。
映画ってこんなにも人を感動させるものなんだって改めて思いました。
生きづらさを感じているすべての人にみてほしい作品です。
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