どんなお話?
舞台は1920年、イギリス領インド帝国。イギリスの圧政下、総督府に妹を拐われたビームは、助け出すために総督府のあるデリーへと潜入します。
その知らせを受け総督府は、インド人でありながらイギリス側の警察に属しているラーマに、ビームを捉えるように指示を出すのでした。
ある目的のために、昇進を望んでいたラーマは任務を引き受け、ビームを追うのですが、ひょんなことから2人は知り合い、意気投合!お互いの素性を知らず、親友となり、友情を育む2人でしたが・・・。
インド映画耐性のない私がRRRを見た感想
脈略もなく踊り出すのがインド映画だと思っていましたが、すみません!ちゃんと意味のあるダンスや歌に痺れました!
まず話題のナートゥダンス!もう、キレッキレの2人のダンスに、思わずリピート再生しててしまったほどです笑 これもシチュエーションとしては、総督府の舞踏会で「インド人は芸術的なダンスなんて踊れないんだろ?」とイギリス人に嫌味を言われてからの、このナートゥ!!!
ご婦人方もメロメロの男らしいダンスに見惚れました!
また、ビームが鞭打ちの刑にあっているときに歌う歌の歌詞が、同胞たちに火を付けるという意味ある挿入!
妹アッリの歌声もきれいでした。
王道だけど飽きさせない3時間!
王道のお話を、なんと3時間とたっぷりの見応え。
「もうそろそろ、佳境かな?」と思っていたら、インターバルの文字が・・・!笑
え、まだ折り返しなん? 愕然としました笑
しかし、後半では気になっていたラーマがなぜ警察にいるのかという過去のエピソードが語られたりと、盛りだくさん!あっという間の3時間で、しかも飽きさせません。
わかりやすいストーリーですが、痒いところに手が届く仕上がりで、大満足でした。
何よりも気持ちいい
この映画の良いところは、何よりも見ていて気持ちが良いところだと思います。
製作費も膨大だということで、映像の質も良く、カメラワークにも躍動感があります。特撮は少しぬるいですが、それにしても美しく迫力ある映像です。
主役2人のアクション、獣たちの躍動、かっこよかったです。
あえてマイナス点を挙げるとすれば、駆り出された動物かわいそう、武器を手にしてこれから泥沼になるんじゃ・・・の2点。
でも1920年が舞台なら、さもありなんと見過ごすことにします。
実はこのナートゥダンスのシーンはウクライナで撮影されたとのことです。
とても美しいシーンで、早く戦争がなくなればいいのにと思います。
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