どんなゲーム?
日本が誇るコンテンツ「ゴジラ」。アークライト社のKAIJU ON THE EARTHというシリーズから、東宝とタッグを組んだレジェンド版「ゴジラ」が発売されました。
こちらは1954年の映画「ゴジラ」をもとに制作されていて、ゲームの随所にファン垂涎の落とし込みがされています。
デザイナーは「ワードウルフ」「R -ECO」などで人気のカワサキファクトリーの川崎晋さんで、面白さも折り紙付です!
ちなみに『ゴジラ1954』ってどんな映画?
一番最初のゴジラ映画。
もちろんモノクロです。
オープニングはゴジラの足音や鳴き声、あの有名なテーマソングで始まり、本当にかっこいい映画です。
黒澤映画でお馴染みの志村喬が出ていて映画が引き締まります。
ヒロインの河内桃子さんが本当に素敵で、すらっとした長身とスタイル、涼やかな顔立ちは現代でも通じる美しさがありました。
当時の特撮技術で、あんな恐ろしげな(でもどこかしら可愛い・・・)ゴジラを描けたり、戦後直後ということで、ゴジラのせいで荒野となった土地で避難する人々の描き方もリアルでした。
最終兵器のオキシジェンデストロイヤーのシーンもかっこいいんです!
映画として、素晴らしい作品でした。
ルールをサクッと
ゴジラ役1名対人間チーム1〜4人で遊びます。
ゴジラ役はいかに東京の街を破壊するか、人間側は報道を使って市民を逃すことができるかを目標とします。
全6ラウンドで、ラウンド最初にカードによって市民や報道コマをボードに配置。
ゴジラはサイコロを振って出目に応じて東京の街を進んだり、放射熱線を吐いたりしながら道路や名所を破壊、市民を踏み潰していきます。
人間は道路を配置してうまく市民をボード外へ逃し、報道カードをゲットしていきます。
6ラウンド終了後、その報道カードを裏返していき、最終兵器オキシジェンデストロイヤーが完成したらボーナス点が貰えます。
ゲーム中はゴジラが圧倒的に強いので、人類の勝利はオキシジェンデストロイヤーにかかっています。
感想
カワサキさんのゲームは数個遊んだことがありますが、どれも遊び心があって、遊び方も何通りもあったりして、本当に楽しいんですよね。
この「ゴジラ」も、ルールはとても簡単で、時間も1時間ほどと遊びやすく、テーマもしっかりと落とし込まれていて、普段ボードゲームを遊ばれないゴジラファンのハートもしっかり掴んでしまうような作品だと思います。
今回私は人間側でプレイしましたが、ここを逃すとあちらは見殺しになってしまう!というもどかしさ=ジレンマもあって悩ましかったです。
『ゴジラ−1.0』がアカデミー賞にノミネートされ、世界でも人気のゴジラ。
この機会にぜひボードゲームでも遊んでみてください!
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