第7話『目』
火山に埋もれた南方国では、生き残ったものがヌーメノールの野営地へ避難していました。その中に女王ミーリエルもいますが、部下を助けた時に視力を失ってしまいました。エレンディルは女王を気遣いつつ、息子のイシルドゥルの安否を心配しています。
無事だったガラドリエルもテオが野営地に到着すると、テオは母のブロンウィン、エルフのアロンディルを見つけ抱きつきます。
山の噴火はハーフッドの土地にも届き、作物が焼けてしまいました。
よそびとは木に話しかけ作物を甦らそうとしますが、失敗してしまい、ノーリを危ない目に合わせ落ち込み姿を消します。
しかしその果実の木は蘇り、実が豊作となっており、よそびとの力は本物であったと知ります。
その付近では謎の女3人が何かを探してハーフットの居住地にやってきました。
よそびとの再生した木を調べて指を差し、そちらに向かっていくのを見たノーリは「そっちじゃなくて、あっちに行ったわ!」と逆方向を示しますが、その女の一人が怪しい魔法でハーフットの家に火を放ち焼き払ってしまいます。
ノーリはよそびと警告するため追うことを決意すると、母親とポピー、長老のサドクがついてきてくれることになりました。
ドワーフの王国では、エルロンドがミスリルの採掘権の見返りに、五世紀に渡ってエルフから作物や獲物を贈ると約束しますが、父王はミスリルの提供を拒み続けます。
一度は父王の決定を飲んだ王子ドゥーリですが、ミスリルのかけらがエルフの木の葉の黒い葉脈を清浄化したのを目の当たりにすると、エルロンドを呼び戻すのでした。
父王に内緒でミスリルの鉱脈を探すドゥリンとエルロンド。
やっとのことで鉱脈を見つけるも、父王に見つかってしまい、エルロンドは追放され、父王とドゥリンは決裂してしまいます。
ハルブランドは深い痛手を負い、エルフの治療が必要となったため、ガラドリエルとエルフの地に向かいました。
アダルは南方国をオークの国モルドールと改めるのでした。
8話『合金』
3人の追手は、よそびとを見つけると「お使えしに参りました。サウロン様」とひざまづく。
(ガンダルフじゃなくて、サウロんだったんかーい!!)
よそびとは従者に、星座は「隠れびとの帽子」だと教えられます。
「リューンの地、そこでは本来の姿で迎えられる。
火を納めあらゆるものをリューンでは支配できる。
あなたは、サウロンだから!」
そこへ、助けに来たノーリたちは従者に捕まってしまいます。
よそびとはノーリたちを助けに入るが従者たちの魔力は凄まじく、苦戦します。
「自分のことがわかるのは自分だけ。あなたは助ける人よ。」
その言葉でよそびとは覚醒し、
「影から現れし者よ去れ!わたしはいい人だ!」
と叫び魔力を解放します。その姿に、
「奴はサウロンじゃない、イスタルだ!」
そして従者は敗れました。
(ガンダルフと思っていたら、サウロンで、そんでやっぱりガンダルフかい!という翻弄の回でした)
結局、エルロンドはミスリルのかけらしか持ち帰れなかった・・・そこにガラドリエルが傷をおったハルブランドを連れてきます。
回復したハルブランドは、ケレブリンボールの工房に迷いこみ、ミスリルのかけらを見つけ手に取ります。
ケレブリンボールは、エルフを救うのにこれだけでは到底足りぬと嘆くと、鍛治の知識のあるハルブランドは、他のものを混ぜて力を増幅させればいいのでは?と提案します。
ひらめいたケレブリンボールは、エルフ王に人智を超えた力を持つ王冠を作り出す時間が欲しいと願い出ました。
(のちに王冠ではなく、3つの指輪が作り出されることになります。)
ハルブランドがケレブリンボールに協力している姿に、なぜか疑問を抱き、密かに王族の血脈を探らせたガラドリエルは、ハルブランドの持つ王の紋章の持ち主は1000年前に死んで子孫はいなかったことを知ります。
そしてハルブランドがサウロンであることに気づきます。
ハルブランドは、「モルゴスが敗れた時、感じたのは解放感だった、許されるためモルゴスに壊されたものを治すための使命がある。君は俺を光に、俺は力に繋ぐことができる。女王と我が君となって」
と、ガラドリエルに共に協力して中つ国を救おうと提案しますが、
「救うと支配は違う」
と、一蹴します。
自分があのサウロンを救い出してしまった・・・と絶望するガラドリエルは、自分が必ずサウロンを倒すと誓うのでした。
慌ててケレブリンボールの元に向かうガラドリエル。
完成間近だった指輪を3つにするべきだと説きます。
一つでは腐敗し、2つは対立を生む
3つなら調和を保つ
エルフだけに保持させ他には触らせないようにすることを条件に・・・
イスタル(=賢人、魔法使い)と呼ばれたよそびとはリューンへの旅を決意します。
「1人ではただの旅、仲間がいればそれは冒険だ。」
よそびとの言葉で、ノーリは一緒に冒険に行くことにしました。
ミスリルと、ガラドリエルの兄の肩身の短剣を溶かして得たヴァリノールの金と銀によって、3つの指輪が誕生しました。
そして、モルドールに向かうサウロンの姿でシーズン1、全8エピソードの終了です!
7、8話感想
よそびとの正体に翻弄されましたよねー!サウロン様・・・ってひざまづいた時は、まじでっ?!って思いました。
逆に、急に怪しくなるハルブランドを見ていて、やっぱサウロンか〜・・・とショック!
最後のガラドリエルとの掛け合いは見応えありましたよね!サウロンって美しい姿に身を隠し狡猾に懐に入り込むのがお得意らしく、ついつい見ていて説得されそうになってる自分がいます笑
それも、エルフ曰く「堕落に弱い強欲な人間」だからか。。。笑
そしてついに完成してしまった、3つのエルフの指輪!!
美しすぎる造形に、力を持った指輪であるという説得力があります!
そしてシーズン1で残された謎、「3人の従者の正体」「リューンとは?」「残りのドワーフと人間の指輪がどうやって作られるのか?」がどのようにシーズン2で語られていくのか楽しみですよね!
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