2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」。皆さまご覧になっていますか。
本稿執筆時(2024年11月)現在、一条天皇が崩御され、三条天皇が即位されました。その三条天皇と藤原道長の確執から目が離せません。
「源氏物語」もいよいよ終盤を迎えます。
さて、「光る君へ」をきっかけに「平安時代」ブームが起きているとのこと。様々な関連情報にも脚光が当たっています。
そこで、今回は、「光る君へ」の時代考証担当をされている方の著書をご紹介します。
時代考証とは
映画や演劇などで、衣装・道具・装置などが、題材となった時代に合っているかどうかを考証すること。(goo辞書)
「紫式部と藤原道長 倉本 一宏 (著) 講談社」です。
倉本 一宏さんについては、以下をご参照ください。
「紫式部と藤原道長」
本書の特徴は以下の通りです。
『源氏物語』がなければ道長の栄華もなかった!
無官で貧しい学者の娘が、なぜ世界最高峰の文学作品を執筆できたのか?
後宮で、道長が紫式部に期待したこととは?
古記録で読み解く、平安時代のリアル・紫式部は早くに生母と死別、父は後妻のもとに通う日々
・道長の権力獲得に欠かせなかった姉・詮子
・道長最大の政敵が失脚した「長徳の変」
・紫式部と夫宣孝の「痴話喧嘩」
・一条天皇は『源氏物語』の愛読者
・華やかな定子サロンと地味な彰子サロン
・「御物怪が……」彰子出産の記録『紫式部日記』
・三条天皇と道長の確執
・彰子と実資の間を取り次ぐ紫式部
・「この世をば……」が詠まれたとき24年大河ドラマ「光る君へ」時代考証担当の第一人者が描く、平安宮廷の世界と、交差した二人の生涯!
Amazonの本書の紹介ページ
「源氏物語」が、現代ならノーベル賞かそれ以上の著作物であることは疑いはありませんが、これほどに広まった影にはやはり、政治の存在がうかがえます。
「光る君へ」をさらに楽しむために本書を参考にしてみてはいかがでしょう。
史実では、この後、道長は栄華を極めていきます。
「藤原道長」が詠んだと伝わる、「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも 無しと思へば」という著名な和歌、通称『望月の歌』は、寛仁2年10月16日(ユリウス暦1018年11月26日)に詠まれたとされています。(Yahooニュース2024年11月10日)
このシーンはもちろんドラマでも取り上げられるとは思いますが、いつ、どんなタイミングで放送されるのでしょうか。その時、まひろ(紫式部)は・・
これからも「光る君へ」から目が離せません。
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