どんなおはなし?
1960年代のアメリカ。
9歳の時、唯一の身内であった母を交通事故で亡くしたエリザベス(ベス)は、養護施設に引き取られる。
その養護施設は、一見厳格で品の良い学校に見えるものの、生徒の統率のため、精神安定剤が支給されるというとんでもない施設。
そんな施設で淡々と日々を送る彼女は、ある日、地下室で用務員がチェスをしているのを見て強く興味を持ち、見よう見まねでコマの動きを覚え、用務員を驚かせる。
彼女の才能に気がついた用務員は、彼女にチェスのいろはを叩き込んだ。
もともと数学者の母ゆずりの頭脳に、ピタリとチェスはハマり、どんどん上達していくベス。
そして13歳のある日、ある家庭に引き取られ、その養母とともにチェスの大会に参加するようになる。
アニャが美しい!!
エリザベス役のアニャ・テイラー=ジョイが美しい!
なんと14歳の役までこなすアニャ。
赤毛が似合っていて可愛い!
しかも舞台は60年代のアメリカ。
ファッションが素敵すぎます!
最初は施設育ちでオシャレっけもなく、学校でダサいと噂される存在だったベスが、チェス大会での賞金を糧にどんどん垢抜けていくのは気持ちが良かったです!
チェスのプレイ中のアニャの仕草も可愛すぎて、このドラマの放映をきっかけにチェス人口が増えたのも納得です。笑
チェス仲間との絆
このドラマを見た時、「3月のライオン」という羽海野チカ先生の漫画を思い出しました!両親に先立たれた孤独な天才棋士が、周りの棋士仲間や友人たちに助けられながら、人間同士の温かい交流によって報われていく、大好きなお話です。
この『クイーンズ・ギャンビット』も、情緒不安定な二人の母親のもとで育ち、自らも薬物やお酒に身を委ねていきますが、「チェス」を知ることによって、仲間や友人など良き理解者に導かれていくお話です。
男社会のチェス界に、颯爽と挑んでいくベスはとてもかっこよく、でも負けそうでウルウルしているベスも可愛くて魅力的。
そんな複雑な役柄を、アニャが見事に演じていました!
「クイーンズ・ギャンビット」とは、チェスの用語でクイーンの前のポーンを進めることで、クイーンが活躍しやすいようにスペースを生む戦法のことで、主人公のベスをクイーンに見立てた粋なタイトルですよね。
このドラマはエミー賞も受賞していて、チェスの普及に大きく貢献しました。
Netflixで全8話のシリーズが配信中ですので、お見逃しなく!
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