追悼:ジャン=リュック・ゴダール

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映画トリビュート

ジャン=リュック・ゴダール監督が今月13日、91歳で亡くなりました。

Moviegoer Shopでも何回も取り上げてきた映画「勝手にしやがれ」「気狂いピエロ」「女は女である」などなど数多くの名作を残したヌーヴェルバーグを代表する映画監督でした。

死因が「自殺幇助」だということに衝撃を受けましたが、彼の作風と何故かリンクして、ひとつの映画のラストのようにも感じました。、

「ジャン=リュック・ゴダール」という名の映画の。

このブログは追悼として、ゴダール監督の映画の紹介や、彼をモチーフとした映画などをご紹介したいと思います。

「勝手にしやがれ」

ゴダール監督の初長編映画。「悲しみよ、こんにちは」のジーン・セバーグを起用していて、とにかく可愛かったです。監督、女子の趣味が良いんですよね〜。また、私は全然タイプじゃないんですが、ジャン=ポール・ベルモントも有名となりました。

ニューヨーク・トリビューンのTシャツや、ボーダーのワンピースなどファッションも素敵です。

「女は女である」

ゴダール監督の最愛の人、アンナ・カリーナを主役とした作品で、とにかくアンナ・カリーナの魅力たっぷりの映画。ミュージカルとなっていて、ミシェル・ルグランの音楽も最高です。女子の思考全開のアンナが可愛いんですよね。もちろんファッションも最高で、下着や部屋着なんかもかわいかったです。緑のチェックのエプロンは真似して作っちゃいました。

「気狂いピエロ」

ゴダール監督の最高傑作。妻となったアンナ・カリーナと、人気者ジャン=ポールが主役の、破滅的逃避行を描いた作品。油の乗った2人と監督の、まさに芸術品な映画となりました。

白いフリルのワンピースや、赤いボーダーのノースリーブのワンピース大きく胸の空いた赤いワンピースなど印象的なファションがいくつもありました。

「グッバイ・ゴダール」

ゴダール監督と、彼のミューズとなったアンヌ・ヴィアゼムスキーを描いた作品。

今をときめく天才映画監督に見染められた若干20歳の女優アンヌ

最初は誇らしげだった彼女も、ぶっ飛んだ監督に徐々に心が遠のいていく自伝的映画となっています。

この映画を見た時、絶対ゴダール監督のこと好きにならないわ〜と思ったのですが、女性って、男性の才能に惚れるところありますから、いくらぶっ飛んでいて、人間的には欠陥があったとしても、ものすごく魅力的だったんでしょうね。

監督の映画は、どのシーンも破滅的に美しく、気だるく、ハイセンスで、詩的で哲学も匂わせるセリフにはみんな心を撃ち抜かれました。

そして今なお最先端なファッションアイコンを生み出した天才。

映画界に多大な影響を与えたジャン=リュック・ゴダール監督のご冥福を心よりお祈りいたします。

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