どんなおはなし?
クリスチャン・ディオールの新デザイナーに抜擢されたのは、ベルギーの新鋭デザイナー、ラフ・シモンズ。
初めて手掛けるオートクチュールのファッションショーに挑むため、トップクラスの技術を誇るディオールお針子チームと駆け抜ける! 果たして、ショーは成功するのか!
ラフ・シモンズのこと
ラフ・シモンズはベルギー出身のデザイナーで、若者向けのストリートカジュアルブランドをら立ち上げ人気を博しました。モッズコートはプレ値がつくほど人気で、そのデザインからミニマリストの称号を冠されていますが、本人曰く「僕自身、全然ミニマリストなんかじゃない、それをこのディオールのオートクチュールで証明したい」と言っていました。
それはラスト見事に証明されることとなります。
ディオールのプロお針子集団vsラフ・シモンズ
オートクチュールのお針子チームは、ドレスチームと、スーツチームに別れておりそれぞれにリーダーがいます。
そして、それらのお針子さんたちには個々に顧客が付いており、そのオーダーをこなしながら、ショー作品の制作もしなければならず、なかなかショーの準備が捗らないことに、ラフが爆発!
穏やかなラフが見せた激しい一面。
ピリリとなる現場。
しかし、お針子チームは見事な技術でラフのアイデアを形にしていくのでした。ラフの頭の中のアイデアがこんなに素敵なドレスになるのかと、職人たちの技術には脱帽でした。
繊細なラフの一面
ショーの準備が進むにつれ、もともと繊細なラフは追い詰められていきます。
「記者たちに囲まれたら失神するかもしれない」
「ランウェイも歩かないし、有名人たちに挨拶もしない」
と、ネガティブになり、泣いてしまう場面も…
そりゃあ、クリスチャン・ディオールの冠を被ってのコレクションの発表はものすごいプレッシャーでしょう。
大人数のスタッフと大金も動きます。会場を一面の生花で埋め尽くす・・・というアイデアも、形になるのはすごい。
招待客が騒ぎ出す「見て!これ全部本物の胡蝶蘭よ!」一体いくらかかったんだろう・・・
私ならその時点で失神しています笑 なんだかんだ、ハートが強くないとできないでしょう。
オートクチュールのこと
デザイナーのアイデアやデザイン画から、手縫いなどの最高技術で立体的なお洋服に仕立てられる、完全オリジナルの一点もの。
手縫いでここまでできるのかと、その技術に唸ります。
とにかく美しい、ラフ・シモンズのクリスチャン・ディオール、オートクチュールショーを堪能してくださいね!
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