どんなおはなし?
内気な高校生うららのバイト先の本屋に、最近BL漫画にハマったというおばあちゃん、雪子さんが訪れます。
2人はB Lの話題で意気投合し、家に遊びにいくはどの友人になります。
うららは母親をはじめ、学校でもBL好きなことはひた隠しにしており、雪子さんのお家の縁側でBL漫画について話し合うことは、2人にとって癒しの時間となっていきます。
ある日雪子さんに「漫画を描いてみれば」と言われ、2人は同人誌を作りコミケで売ることに!
何事にも消極的だったうららは、意を決して漫画を書き上げるのでした。
原作も素晴らしい
原作は鳩谷香央理さんの漫画「メタモルフォーゼの縁側」で、このコミックも本当に素晴らしいです。もうまずタイトルが最高ですし、絵柄も暖かくて読みやすい漫画です。
このコミックを読んでいたので、映画化されると聞いた時は嬉しかったです!
キャスティング
うららが芦田愛菜ちゃん、雪子さんが宮本信子さん!
演技派の2人の共演に痺れました。
また雪子さんのファションが素敵で、おばあちゃんだけど品があって素敵なワンピースを着ていて、乙女で可愛いんです!
幼な馴染み設定にしてはイケメンすぎるんやないかい?と思ったなにわ男子の子も出てました。
あと、印刷会社の社長さん役で光石研さんが出ていて、安心感がすごかったです!
メタモルフォーゼとは?
メタモルフォーゼとは変化・変身・変態を意味します。
キラキラした女子や学園生活に憧れながらも、どこか斜に構えて、素直になれない自分に嫌気がさしている17歳のうらら。
夫を亡くし、自らの老いにも心を重くしていた75歳の雪子。
そんな2人が雪子さんちの縁側で、BL漫画きっかけで、ワクワクした気持ちを取り戻し、お互いの存在が心を強くしていく。そうして、勇気を出して変化していくその姿は、見ていて心がジーンと熱くなりました。
素晴らしい映画でした。
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