本日(7月23日)、宮崎駿監督の映画「君たちはどう生きるか」を鑑賞しました。(以後本作品といいます。)
ご存知の方もみえるとは思いますが、本作品は前宣伝は、ポスターのみで、内容は一切不明ということで、話題になりました。筆者が、本日現在、劇場での告知で確認したところ、パンフレットも発売されておりません。
ということで、本作品に敬意を表して、ネタバレになるため、お話の展開を記載するのは避けて、今回は、筆者の鑑賞した後の感想を書かせていただきます。
まずは、前宣伝がなかった分、純粋に映画が楽しめました。宮崎駿監督の作りたかった映画はこれなんだって、すごく共感できる部分も多かったです。主人公の迷わず常に前を向いて進んでいく姿に勇気をもらいました。あの目の輝きこそが宮崎駿監督の作品の特徴ですね。
一度見て理解ができるとかできないという意味ではなく、機会があればもう一度鑑賞したい映画です。
いわゆる、製作委員会方式で映画を作ると、資金面や宣伝活動でのメリットは大きいですが、その分関係者が多くなり、様々な思惑が交錯して、監督が本当に作りたい映画が作れないのではないかという心配があります。
ネットの発達で、情報が氾濫している現代。何の先入観もなく鑑賞できる映画がもっと増えることを期待します。メディアからの情報であらすじが大まかにわかってしまって、結論を確認するだけのために劇場に足を運ぶのは、本当にもったいないです。
もちろん、興行面で、ある程度成功しないと、次はありません。厳しい世界だと聞いています。
でも1番を取る必要ってあるのでしょうか。
話はかなり飛躍しますが、最近、中古車販売大手の不正問題が、連日報道されております。
報道によれば、売り上げにこだわり、目標も日本一を掲げているということですね。
でも数字や順位にこだわって、大切な何かを忘れているのではないでしょうか。
情報があふれ、選択肢が多い現代に生きる私たちだからこそ、自分の目で確かめて、自分自身で良し悪しを判断する。こういう姿勢が求められると思います。
とは言え、お話をみなさまと共有できないもどかしさはやっぱり残ります。
これからは、原則として、これまでのスタイルのレビューで行ってまいります。
よろしくお願いいたします。
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