ネコの地位向上の立役者「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」

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ドラマ

どんなおはなし?

1860年に、イギリスの上流階級の長男として生まれたルイス・ウェイン。彼が20歳の頃、父親が亡くなり、母親と5人の妹を養うため、フリーの画家として奮闘します。

その頃、妹たちの家庭教師として雇われたエミリーと恋に落ち結婚!しかし、当時のイギリスでは、紳士が下流階級の、しかも10歳も上の女性と結婚することはかなり社会的に問題だったとのことで、一家は肩身の狭い思いをします。

ルイスはエミリーと幸せに過ごしますが、結婚して間も無く、彼女にガンが見つかってしまいます。

エミリーは自分の亡き後もルイスが寂しくないように、ネコのピーターを飼い始めるのでした・・・。

実際の人物ルイス・ウェイン

こんな素敵な画家がいたとは、ネコ好きなのに全く知りませんでした!

現代では、犬派?ネコ派?なんて言葉がありますが、当時のイギリスのペットは犬が主流で、ネコはネズミを捕まえるための生き物という風潮だったようです。

しかし、病気の妻を楽しませるため、飼い猫のピーターを擬人化して描き、新聞で猫の絵が掲載されると、瞬く間に彼の猫の絵は人気を博し、貴族の中でも猫を飼うことがステイタスになっていたのです!

まさに、猫の地位向上の救世主!

最愛の奥さんと、ネコのピーターが亡くなると、彼の心は押しつぶされ、創作に打ち込むことで何とか生きているようでした。

晩年の彼は統合失調症に犯され、病院生活を送ることとなります。

美しい19世紀の衣装

この時代のお洋服は本当に素敵です!夢のような衣装ばかりでした。

5人の妹たちが、ドレスでピクニックをしていたり、海辺ではしゃいでいる姿、絵になります。帽子の装飾も美しく、ネコのピーターのリボンまで素敵でした!

彼は生涯、家族を養う責任の重圧や、芸術とお金という相反するもので苦しみ、愛するものを次々と失い、厳しい人生でした。

しかし、それでも世の中の美しいものを感じ取り、たくさんの作品を世に残しました。

猫を愛する者として、敬意を表したいと思います!

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