どんなおはなし?
森の小屋で休暇を楽しんでいた、ゲイのカップルとアジア系養子のウェン。とても幸せそうな一家の元へ、ある日森から4人の訪問者が訪れる。
4人はそれぞれ変わった形の武器を持っており、怪しんだ一家は警察に通報しようとするが電話が繋がらない。
リーダー格の男は「世界の終末を救うためにきた。そのためにあなた方の協力が必要だ。家族のうちから進んで犠牲になるものを選び、その命を奪ってほしい。でなければ、世界は滅亡に向かう・・・」と訴える。
差別による嫌がらせ?新興宗教?はたまた復習か?
なんとか逃げ出そうと画策する一家だったが、事態は意外な展開を迎える。
なぜか見てしまう、シャマラン映画
ナイト・シャマラン監督といえば『シックス・センス』『アンブレイカブル』で一世を風靡して以来、なかなか良作が出ないと言われる監督です。私も全然見ていなかったんですが、前作『オールド』を見て、内容的には思うことはあれど、なんか惹かれるものがあり今作も見てしまったのです。
『オールド』の感想ブログはこちら
超常現象的なものは実際にあるという「シックス・センス」からの系譜。
今作では、世界週末のビジョンを見たという4人が集い、自己犠牲できる救世主を見つけ世界を救うという、現実なら全くナンセンスな内容です。
この4人は「ヨハネの黙示録」の4騎士であり、一家が決断を渋るたび、禍が解放される存在という設定は面白いと思いました。
が!いまいち詰めが甘い・・・というか、誰がなんのためにというところが掴みにくいんですよね。
俳優たちの演技、特に4騎士のリーダー、デイブ・バウティスタ(元プロレスラーとのこと。納得のガタイ)は迫力がありましたし、最終的にビジョンを見る、一家の1人エリック役のジョナサン・グロフ(実際にゲイを公表しているらしい。イケメン!)もよかったです!そうそう、ハリポタのロン役でお馴染みのルパート・グリントも出てました!
感想
『オールド』でも感じた、「設定はめちゃくちゃ面白いのに、詰めが甘い!」というのが感想ですが、実際、甘くてもいいんじゃいか?とさえ思えてきます。それがシャマラン節なんじゃないの?と。
今作は、これは偶然なのか、運命なのか、実際のところはふんわりした体感で、最後に感じる『血のつながらない娘への真実の家族愛』だけが確かな体感でした。
なぜかクセになる、シャマラン映画です!
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