NHK大河ドラマ「光る君へ」

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ひなぎくのほぼ日記

2024年のNHK大河ドラマは、「光る君へ」。主人公は、なんと紫式部(吉高由里子)。

平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性の物語です。

紫式部とは

本名は未詳。中級貴族である藤原為時(ためとき)の娘。996年に父の赴任に伴い、越前(現在の福井県)へ行きます。998年に藤原宣孝(のぶたか)と結婚し、賢子(けんし)を産みます。
1001年に宣孝と死別。その後「源氏物語」を執筆します。
1006年頃、藤原道長の娘で一条天皇の中宮(ちゅうぐう)である彰子(しょうし)に女房として仕えます。
主な作品「源氏物語」、「紫式部日記」

源氏物語とは

全54帖。後世の研究により、光源氏の誕生から全盛期を描いた第1部、老いに向かう光源氏を描いた第2部、そして、光源氏の子「薫(かおる)」と孫「匂宮(におうのみや)」が主人公となる第3部に分かれます。

光源氏とは
桐壺帝の第2子。容姿端麗、音楽や絵、書、舞などに優れ、政治家としても有能。
女性に圧倒的人気の貴公子。

「源氏物語」の面白さはやはり実際に読んでみないとわからないと思います。

いきなり、原文に取り組むにはちょっと自信がない方は、大和和紀先生の漫画「あさきゆめみし」から始めてみてはいかがでしょうか。ほかにも、現代語訳で楽しめる「源氏物語 ビギナーズ・クラシックス(角川書店)」などもおすすめです。

源氏物語 あさきゆめみし
源氏物語 ビギナーズ・クラシックス

どんなお話

千年の時を超える長編小説「源氏物語」を生み出した女流作家、紫式部の波乱の一代記です。平安中期、京に生を受けた少女まひろ(落井実結子)、のちの紫式部(吉高由里子)ですが、父・藤原為時(ためとき)(岸谷五朗)の政治的な立場は低く、母・ちやは(国仲涼子)とつつましい暮らしをしています。ある日まひろは、三郎(木村皐誠)という少年と出会い、互いに素性を隠しながらも打ち解けあいます。再び会う約束を交わす二人ですが…彼こそ、のちの最高権力者、藤原道長(柄本佑)だったのです。

見どころ

主演の吉高由里子さんといえば、2014年のNHK連続テレビ小説「花子とアン」で、「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子を演じられ、大好評でした。この作品では、英語の辞書を片手に翻訳に取り組む姿が何度も出てきましたが、今作も物語の作者といいことで、何かの縁を感じますね(笑)

吉高さんは、とても表現力豊かに演じられる俳優さんですが、特に目の表情が素晴らしいです。目の表情だけで演じられる女優さんはそんなにはいないと思いますが、とにかくよく目がくるくると動いて、筆者も釘付けになります。(笑)

平安時代は残っている資料が限られていて、細かいことはわからないことが多いと思われます。でも、確かにその時代にも人々の生活はあったわけですし、想像の世界であっても、平安時代のドラマが見られるのはとっても楽しみなことです。

筆者は、先日、京都初詣の折に、「京都御所」を訪問しました。その際に「清涼殿」などを見学しましたが、まさに、ここが本作品の舞台になっているのかと思うと、偶然とは言えとてもうれしかったです。

また、紫式部と同時代の女流作家たちも登場します。
最大のライバル、「枕草子」の清少納言(ファーストサマーウイカ)や、「蜻蛉日記(かげろうにっき)」の藤原道綱母、歌人・赤染衛門などです。

まだ、物語は始まったばかりです。とは言え、いきなりお母さんが殺されてしまうなど、波乱の幕開けとなっております。これから1年間とっても楽しみです。まだ見ていない方も十分間に合います。ぜひご覧ください。

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