FPの試験は、以下の6分野から出題されます。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
筆者は現在FP3級に向けて猛勉強中です!今回は「イチから身につくFP3級合格のトリセツ 速習テキスト 東京リーガルマインド」の中から重要ポイントをまとめていきたいと思います!
今回は、「A.ライフプランニングと資金計画」から「FPの仕事の範囲と関連法規」です。
FPの仕事の範囲と関連法規
FPには幅広い領域の知識が必要なことから、税理士や弁護士など有資格者しかできない業務範囲に無意識に抵触してしまう恐れがあります。知識はあっても個別具体的な助言や行動は独占業務に違反する恐れがあるので、FPができること、できないことをしっかりと知っておくことが大切です。
税理士法・・・税理士資格を持っていないFPは個別具体的な税務相談や税務書類の作成を行ってはいけない
できること:顧客に一般的な税法の解釈を伝える、仮定の数値で税計算を行う
できないこと:顧客の確定申告を作成する、顧客の税務申告を代理で行う、無償で具体的な税務相談を行う
弁護士法・・・弁護士資格を持っていないFPは個別具体的な法律相談や法律事務を行ってはいけない。
できること:相続関連のセミナーを開催する、遺言書の種類やそのメリットについて一般的な説明をする、公正証書遺言作成時の証人となる
できないこと:遺言書作成のアドバイスをする、相続財産の分割案、相続問題の和解案を提示する
保険業法・・・保険募集人の資格を持っていないFPは、保険の募集や勧誘を行ってはいけない
できること:保険の見直しの相談に応じる、顧客から相談を受け、顧客が死亡した場合における遺族の必要保証額の計算を有償で行う
できないこと:保険の募集や保険契約の締結を行う
金融商品取引法・・・金融商品取引業者としての登録をしていないFPは投資判断の助言を行ってはいけない
できること:金融商品取引業者として内閣総理大臣の登録を得て顧客資産の運用を行う
できないこと:登録を受けずに投資判断の助言を行う
FPはいろいろな士業と関わって仕事をするので、ついうっかり領域を侵さないようにしないといけませんね。しっかりと確認しておきたいです。
FPの業務アプローチ方法
FPがライフプランニングを行う際には顧客から家族構成や資産情報、将来の夢や目標などをヒヤリングし、分析資料や提案書を作成します。ライフプランニングとは「将来こうなりたい」、「こういうことをしたい」など個人の人生における価値観や生きがいに応じて生涯の生活設計を立てることです。
FP業務の6つのステップ
- 信頼関係:顧客との信頼関係を構築する。
- 情報収集:顧客から収入や貯蓄、年金、保険など、多岐にわたる情報を収集。将来の夢や目標についても確認する。
- 分析:顧客の資金面の現状と問題点をライフイベント表、キャッシュフロー表、個人バランスシートなどから分析する。
- プランの提示:プラン(提案書)を作成し、顧客に説明する。
- 実行援助:プランを選択して実行を援助する。
- 見直し:顧客の状況や経済状況などをふまえてプランを定期的に見直す。
現状と将来の希望は変化していくものです。併せて税制や保険などを取り巻く環境も変わるので定期的に軌道修正をすることが大切です。
今回は、「イチから身につくFP3級合格のトリセツ 速習テキスト」の中から筆者が重要だと思うポイントをまとめました。次回からも大切なポイントや間違えやすい問題などをたくさん紹介していきたいと思います!よろしくお願いいたします!
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