映画特集を組んだ雑誌は買ってしまいがちなのですが、今月号のBRUTUSは最高の表紙で買わずにはいられませんでした!
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映画『スタンド・バイ・ミー』で、両親に愛されない悲しみが爆発してしまうゴーディを、親友のクリスが慰めるシーンです。
『スタンド・バイミー』は、当時みた時はあまり良さがわからなかったんですが、大人になって見返したとき、もう戻らない少年期の時間がとても切なく感じられ、またその時、現在の自分のターニングポイントとなった出来事への懐かしさが、なんとも郷愁を誘うのです。
今回のBRUTUSのテーマである「愛って。」は、男女の愛だけでなく、友情や慈愛なんかも入り混じった映画が盛りだくさん紹介されています。
一部をご紹介しますね。
オダギリジョーの選んだ映画『ラ・ジュテ』
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オダギリジョーさんが大好きなんですが、選んだ映画も流石のセンス!
『ラ・ジュテ』はクリス・マイケル監督による1962年のフランス映画です。
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29分という短さ、フォトロマンと呼ばれるモノクロ写真を連続して写した技法が用いられたスタイリッシュな映画で、『12モンキーズ』の元ネタとされています。
時空を旅するというSFチックな設定でありながら、映像にはSFっぽさはなく、脚本のみでSFらしさを演出できているのも見事!
ワンカットだけムービーになっているシーンがあり愛を感じさせる温かみがあります。
そのほかにも、『汚れた血』『気狂いピエロ』もあげていて、そのセンスにキュン死にしたのでした。
山内マリコさんの選んだ映画『愛しのアクアマリン』
映画「あのこは貴族」の原作者である作家山内マリコさんの選んだ映画は意外にもラブコメ?と思いきやそのコメントを読んでとても納得し、さすがは山内マリコ先生や・・・と唸りました。
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『愛しのアクアマリン』は人魚姫のストーリーを現代的にアレンジしたような展開ですが、王子との「恋愛」ではなく、女の子同士の「友愛」によって人魚のアクアマリンが救われるという結末。
女性作家が「異性愛」の作品を求められる中、ご自身がテーマとしたかった「友愛」=シスターフットを描いていく上で、進む道を照らしてくれた原点の映画と語ってみえました。
WEEZERの『Island In The Sun』もいいスパイスとなっている良い映画です。
読み終わって・・・
とにかく多くのタイトルが紹介されています!表紙には300と書いてありますが、本当にそれくらいはありますね。
全ての「愛の映画」を追って見ることはできませんが、気になった作品をピックアップして来年のほぼ日手帳にメモしました。
最高の表紙は飾っても良しの一冊だと思います。
店頭で見かけたらぜひ^^
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