3重構造のクローズドサークル 映画『ある閉ざされた雪の山荘で』

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ひなぎくのほぼ日記

どんなおはなし?

劇団水滸の新作の最終オーディションに残った劇団員7人は、演出家東郷の提案で、とある山荘で最終審査を行うため4日間を共に過ごすことになる。

その山荘は「閉ざされた雪の山荘」という設定で、劇団員たちはその敷地から出ることを禁止されている。

そこでは、殺人事件が起こる設定で、誰が犯人かを突き止めていくという演技が求められ、1人、また1人と劇団員がいなくなるのだった。

しかし、そのシナリオに違和感を覚えた劇団員たちは「本当に殺人事件が起こっているのではないか?」と疑い始める。

果たして4日間ののち、劇団員たちはどうなってしまうのか。

原作は東野圭吾

下調べなしで見ていたのですが、アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせるよく作り込まれた推理サスペンスで、原作を見て納得。東野圭吾先生でした!

東野先生の「秘密」という作品も大好きで、映画では広末涼子と小林薫、そしてあの家の雰囲気が忘れられません。その他、映画やテレビドラマでも大人気の作家さんです。

この「ある閉ざされた雪の山荘で」1992年と結構前の作品なのですが、今年公開された映画はなんら古臭さもなくとても良かったです。

三重構造のクローズドサークル

クローズドサークルといえば「そして誰もいなくなった」が浮かびますが、この作品もその定番とも言えるようなものでした。

ただ、その奥のまた奥、という三重構造で見るものをだし抜きます。

途中のエピソード追加で、いやそれ知らんから…と、真面目に推理していた人は怒るかもしれませんが全体的に綺麗にまとまっていました。

あまり推理ものは見ないのですが、俳優さんがなかなか興味深くて、今結婚も話題の西野七瀬、重岡大毅、中条あやみ、間宮祥太朗、岡山天音などの若手実力派俳優たちが、まるで舞台劇のような熱い演技を魅せていました。

こちらはAmazonプライムで配信が始まりましたので、この機会にぜひ、推理しながらご覧ください!

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