どんなおはなし?
小さい頃からおさかなが大好きなミー坊。ちょっと変わっているけど、いつもおさかなへの愛に真っ直ぐなミー坊を、周りのみんなは大好きになっていきます。
「お魚さんの博士」を目指しているミー坊は果たしてどんな大人に成長していくのでしょうか。
原作はさかなクンの自伝
映画ポスターのおさかなさんの帽子でお気づきかと思いますが、原作はさかなクンの「さかなクンの一魚一会 〜まいにち夢中な人生!〜」で、多少脚色されているようですが、さかなクンの半生が知れる作品となっています。
とっても変わり者ですが、その愛すべきキャラクターは周りの人たちも思わず笑顔にしてしまう魅力があって、テレビの世界でも瞬く間に人気者になりました。
出演者が素晴らしい
まず監督が『南極料理人』や『横道世之介』の沖田修一監督。今作も思わずプッと笑ってしまう台詞回しや演出があって最高です!ユーモアの中に、暖かい人間関係が描かれていて、本当に大好きな監督です。
そして、驚きなのは主人公ミー坊がのんさんだったこと!
映画の冒頭で「男とか女とか関係ない」というフレーズが映し出され、すると女の子のような男の子のような不思議なミー坊が登場します。
この子役がめちゃくちゃかわいい💓
最初は混乱してしまうのですが、途中で性別が本当にどうでも良くなって「ミー坊」その人のファンになってしまうんです。
これはお見事な演出でした!
また周りを固める俳優陣の素晴らしいこと!
特にヤンキーチームは最高です。
柳楽優弥、磯村勇斗、岡山天音、この3人が好きすぎる!笑
あと生物の先生役で、ドランクドラゴンの鈴木拓や、シソンヌの長谷川忍など芸人の方々も良かったです!鈴木拓さんは本当にさかなクンの学校の先輩らしいです。
そして最高だったのが、ミー坊のお母さん役の井川遥さん!
美しい&賢母!!
「あんなに魚のことばっかりで変わりすぎてるだろ!」という父親は無視して魚好きを応援してくれ、さらに「成績が悪いので勉強させてください」という担任に対し、「みんなが成績良かったらつまらない。この子はお魚が好きで、好きなお魚の絵を描いて、それでいいんです。」とキッパリと言ってのけるこの賢母っぷりは見習いたいところです。演技も自然で良かったなあ。
さかなクンご本人も「さかなおじさん」として登場しています。
好きこそ物の上手なれ
紆余曲折あって、テレビ番組に出ることになったさかなクンが言った言葉「好きこそ物の上手なれ」。
さかなクンを見ていると、それを完全に体現していて、説得力ありまくりですよね。
私の好きなことってなんだろう?改めて考えてしまう映画でした。
素晴らしかったです!
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