どんなおはなし?
1940年代のアメリカ。小さな街で住宅金融の会社をしているジョージ・ベイリーは、小さい頃から明るく、優しい少年で街の人気者でした。美しい妻と、かわいい子供、素敵な家族と仲間たちに恵まれたベイリーですが、ただ一つ、夢見ていた世界旅行や大学に行けなかったことを心のどこかで残念に思っています。
あるクリスマスの日、会社の一員である叔父が8000ドルを紛失!そのお金がないと会社は倒産してしまいます。
これまで優しかったジョージの何かが壊れ、叔父にきつくあたり、妻や子供たちにも怒鳴り散らし、家を出て自殺しようと考えていた時、天から天使が現れました。
自分には生きる価値がないというジョージに対し、ジョージがこの世に居なかったらどうなるか・・・という世界に彼を導くのでした。
とにかくジョージ・ベイリーが魅力的!
ジョージは明るくユーモアに溢れ優しくて思いやりがあり、街の人気者でした。
そんなジョージ役をジェームズ・スチュアートが好演しています。
191cmもある長身と、すらっとした長い足で、ぶかっとした当時のスーツが似合っていました!
役柄と同じく、ご本人もとても誠実で素朴な方だったようで、ハリウッド・スターには珍しく結婚は1度きりだそうです笑
ジェームズ・スチュアートは有名なところですと、『フィラデルフィア物語』や『めまい』などに出演していますが、本当にたくさんの映画に引っ張りだこの人気者だったようです。
種を蒔くこと、運を引き寄せること
この映画では、天使たちが街の人たちの『ジョージ・ベイリーをお助けください』という願いを聞きつけ助けようとするのですが、そもそもジョージが他人にした良い行いが種を蒔き、この幸運となって助かったといえます。
よく運は貯められると言いますが、ジョージの場合もまさにそうで、良い行いが運の貯金となっていたのです。
人を貶したシーンが1度ありましたが、それはパンチとなって返って来ました。悪い行いはそうやって返ってくるものです。
この映画は、とっても感動するクリスマス映画の定番映画ですが、実は種を蒔くことの大切さ、運を引き寄せるためには日頃からジョージのように、明るく、思いやりを持って、優しく人と接することを心がけなければいけなんだと、人の正しい生き方を教えてくれます。
そして、ラストは本当にあったかい気持ちに包まれます。
クリスマスの日に、おすすめの1本です!
素晴らしき哉、人生!(字幕版)(Amazonプライムビデオ)
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