「キングダム」は、原泰久先生の長編歴史漫画で、「週刊ヤングジャンプ」に連載中です。
中国の春秋戦国時代を舞台に戦争で身寄りをなくした少年が「大将軍」を目指す壮大な物語です。
本ブログでは、同時代を描いた中国の歴史ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母」をご紹介しています。
さて、「キングダム」は、これまでに、アニメ化され、こちらも第5期まで公開されています。
今回は、実写版映画「キングダム」をご紹介します。
筆者は、原作漫画の大ファンで、アニメも視聴しています。
実は、実写版映画については、原作漫画のイメージが変わってしまうことへの抵抗感からこれまで観てませんでした。
ただ、ひょんなことから、第3作「キングダム 運命の炎」を観てみたところ、原作漫画のイメージそのままで、とても面白い作品になっていました。早速、前2作も視聴して、すっかりこの映画シリーズに魅了されました。
2024年7月には、4作目「キングダム 大将軍の帰還」が公開されます。
この最新作の公開を前に、3作品を振り返ります。
キングダム
どんなお話
紀元前245年、中華西方の国「秦」。戦災で親を失くした少年「信」(山崎賢人)と「漂」(吉沢亮)は、大将軍になる夢を抱きながら剣術の特訓に明け暮れています。
ある日、漂は王宮へと召し上げられますが、王の腹違いの弟「成蟜」(本郷奏多)が仕掛けたクーデターによる戦いで致命傷を負います。息を引き取る寸前の漂から渡された地図を頼りにある小屋へと向かった信は、そこで王座を追われた漂とうりふたつの若き王「嬴政」(吉沢亮2役)と対面します。漂が彼の身代わりとなって殺されたことを知った信は、初めは王に反発しますが、その後嬴政と共に王座を奪還するために戦うことになります。
キングダム2 遥かなる大地へ
どんなお話
若き秦王「嬴政」(吉沢亮)に出会った信(山﨑賢人)は、天下の大将軍になるとの誓いを胸に、河了貂(橋本環奈)と共に王に力を貸し、山の王「楊端和」(長澤まさみ)との同盟に成功し、共に王宮内部に侵入します。信は立ちはだかる強敵を次々と打ち破り、みごと内乱の鎮圧に成功します。
玉座を奪還することには成功しますが、これは途方もない戦いの始まりに過ぎませんでした。
半年後、王宮に知らせが届きます。隣国「魏」が国境を越え侵攻を開始したのです。
秦は嬴政の決断の下、魏との決戦の地、蛇甘平原に向かいます。
歩兵として戦に向かうことになった信は、その道中、同郷の尾平(岡山天音)と尾到(三浦貴大)とも再会します。実戦経験のない信は、尾兄弟と頼りない伍長の澤圭(濱津隆之)、子どものような風貌に哀しい目をした羌瘣(清野菜名)と名乗る人物と、残り者ばかりで最弱の伍(五人組)を組むことになってしまいます。
キングダム 運命の炎
どんなお話
魏との戦いに勝利をおさめた秦でしたが、今度は秦に対して積年の恨みを抱える隣国「趙」が攻め込んできます。そこで、嬴政は長らく戦場から離れていた伝説の大将軍「王騎」(大沢たかお)を総大将に任命します。王騎から戦いへの覚悟を問われた嬴政は、自分を救ってくれた闇商人の女頭目、「紫夏」(杏)との記憶を語るのでした。
一方、100人の兵士を率いる隊長となった信は、王騎から「飛信隊」という部隊名を授かり、別働隊として敵将を討つ任務に挑みますが・・
みどころ
原作漫画のイメージそのままの配役は、すごいの一言です。
長髪の美しい秦王嬴政には、吉沢亮さんがまさに適役です。そして、野生児の信には、山﨑賢人さん。
体を張って熱演しています。
女性であることを隠した独特なコスチュームの河了貂を、橋本環奈さんが見事に演じています。
そして、今は亡き山民族の梟鳴の末裔の羌瘣。こちらも独特のコスチュームで、大きな目が特徴ですが、清野菜名さんがまさに、ハマリ役です。クールでめっちゃ強くて推しですね。(笑)
王騎将軍を演じる大沢たかおさんは、独特のセリフまわしも声のイメージも原作そのまま。まさに奇跡です。(笑)
他にも、日本が誇るスターの方々が総出演となっています。とっても贅沢な映画です。
戦闘シーンも迫力満点。ハラハラドキドキの連続です。
みどころ満載でオススメです。ぜひ4作目の公開前に見ておきたいです。
コメント