平手友梨奈が天才女子高生作家を演じる『響-HIBIKI-』

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アマプラ便り

どんなおはなし?

ある出版社の新人賞に送られてきた手書きの小説。

ウェブ受付のみだったため、廃棄されそうだったその小説を、編集者の花井ふみが拾い上げて読んでみると、その圧倒的な才能に愕然とする。

ふみはその原稿をデータ化し、ギリギリで新人賞に応募させる。

審査員を唸らせるその小説を書いたのは、なんと15歳の女子高生、鮎喰響(あくいひびき)だった・・・

原作について

原作は2014年からビックコミックスペリオールで連載された柳本光晴先生の漫画で、2017年のマンガ大賞を受賞しています。

原作も読んでいますが、やっぱり本当に面白いんですよね。

映画では、芥川賞・直木賞受賞までのエピソードが描かれていますが、漫画では文芸コンクール留学なども描かれていて読み応えがあります。映画が私的にはとても良かったので、続編かもしくはネットフリックスでドラマ化しないかなあと思っています。

キャスティングが良い!

とにかく、響役の平手友梨奈ちゃんがハマり役です。

隠しきれない可愛さが溢れていますが、感情をストレートに表してすぐに暴力沙汰になってしまう危うい響に憑依していました。

授賞式に着るロリータファッションも可愛すぎるし、有名作家に会う時に「握手して」というシーンも可愛すぎる・・・

平手友梨奈ちゃんあってのこの映画だったと思います。

高校の文芸部部長で先輩のリカを演じたアヤカ・ウィルソンちゃんもめちゃくちゃ可愛かったです。ギャル風の軽そうな見た目とは裏腹に、お父さんが有名作家というバックボーンを持ち、自身も小説を書くという知的さ。

そしてしっかり者の編集者ふみ役の北川景子さんも熱演していました。

周りを固めるのが名優ぞろいで、柳楽優弥、小栗旬、吉田栄作、高嶋政伸などなど・・・見応えがありました。

本好きならきっと楽しめる作品

予告編の冒頭に

天才とは僅かに我我と一歩を隔てたもののことである

という芥川龍之介の一文が映し出されます。

良い作品を書きながらも何年も目が出ない作家や、すでに書きたいことを書き尽くして惰性で仕事をしている作家、偉大な親の重圧にプレッシャーを感じる作家などなど、色々なタイプの小説家がこの物語には登場しますが、響は風を感じるように物語が浮かび、書くことが大好きで、読むものの心を震えさせる言葉を紡ぎ出す「天才」です。

響が異常な行動をとるとき、「なんで?」と我我は感じますが、響は天才なので一歩隔てた世界線でものを見ているのかもしれません。

そんな天才ぶりを平手友梨奈ちゃん演じる響に感じることができる映画となっているので、ぜひぜひご覧ください!

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