2024年12月発行の『BRUTUS 沁みる映画』、もうご覧になりましたか?
映画好きなら心鷲掴みにする表紙!
『ニュー・シネマ・パラダイス』は人生で初めて「映画ってこんなに泣けるものなの?」と認識した映画でもありました。
忘れもしません。
高校生のころ、借りてきたDVDを母と一緒に見始めました。
最初はトトの可愛さに、おじいさんと子供との映画を軸とした友情物語か〜と微笑ましく思って見ていたのですが、トトが大人になってから怒涛の感動シーンが続きます。
これは、やばい!泣いてしまう!
親の前で泣くことに抵抗のあった私は「眠いから、続きは明日見ようかな」と部屋に戻り、シーンを思い出しながらわんわん泣きました。
次の日、1人で続きを見て、その感動の先に、まだいくつもの波が押し寄せるのを知って「一体どんだけ泣かすねん!」とティッシュで鼻を啜りながら1人ツッコミを入れていました。
さて、そんな『ニュー・シネマ・パラダイス』が表紙の今月のBRUTUS。
中にはたくさんの心沁みる映画が紹介されていますが、このブログではブルータスが4万通のアンケートを元に集計した「心沁みる映画」ランキングについて触れていこうと思います!
心沁みる映画ベスト10
1位 『ニュー・シネマ・パラダイス』
先ほど熱く語ったこちらの映画、堂々の第一位です!ジュゼッペ・トルナトーレ監督と、エンニオ・モリコーネとくれば、涙腺崩壊は覚悟しなければなりません。特にこの映画のモリコーネの音楽は反則級の泣きメロ!!
ラストにかけて、これでもか、これでもか!!とループするメロディ・・・ああ、思い出すだけで泣けてしまう。
2位『PERFECT DAYS』
先週見たばかりですが、マイベストに入るほどに心に染み入った映画が第二位です!
まずね、ヴィム・ヴェンダースが日本を撮影してくれたことに感謝ですよね。でまた役所広司さんが見事に「平山」を演じていてもう憑依ですよね、あれは。僧侶のような平山の生活に憧れます。サントラもゲキ渋で最高!
3位 『aftersun』
えー意外!という印象!もっとコアな魅力の映画だと思っていたんですけど、こんなにも一般的に評価されているんですね!私も本当に感銘を受けました。なんというか、大人と子供の差って何かな?ということを考えさせられる。曲の使い所も見事で、今でもこの映画でかかっていた曲を車で聴いて切なくなっています。
4位 『Coda コーダ あいのうた』
これは納得のランクイン。個人的には元になった映画の『エール』の方が好きですが、リメイク版も抜群に心染み入る映画だと思う。何せ、俳優たちが素晴らしい!!特にお父さんとお兄ちゃんが素晴らしくて、2人のエネルギッシュな手話を見ているだけで泣けてくる。
5位 『夜明けのすべて』
未見です!見てみないと!
6位 『ショーシャンクの空に』
納得のランクイン。スティーブン・キングの短編がこんな感動作になってしまうとは。悲惨なこともたくさん起こるけど、観賞後はスカッとしている希望あふれるラストが最高だった。
7位 『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』
マット・デイモンとベン・アフレックが脚本を書いたという恐ろしい才能。不遇の隠れた天才という大好物もの。ガス・ヴァン・サント監督が瑞々しく仕上げてます。
8位 『インターステラー』
心沁みる父娘ものの定番となったこの映画。SF としても一級品の面白さだし、曲も映像も俳優も素晴らしい。まだオーラの無いティモシー・シャラメも出てます。
9位『チョコレートドーナツ』
こちらも意外と上位でびっくり。ダウン症の少年とゲイのカップルの絆を描いた作品。血の繋がりよりも心の繋がりが大事ということを教えてくれます。
10位『ライフ・イズ・ビューティフル』
これは私的には悲しすぎてみていられないのですが、ロベルト・ベニーニの演技が素晴らしい。前半の幸せがあまりにも最高なため、後半が辛い。でも親としてこの強い姿勢は見習いたい一作。
感想
こういったカルチャー雑誌のランキングにしては王道といった感じで、うんうん、納得!と楽しめました!
しかし、これ以降のページではしっかりとコアな映画も紹介されていて、読み応えがあります。
確か、昨年のBRUTUSでは愛って?という特集で、スタンド・バイ・ミーのシーンが表紙でした。そちらの特集もとっても良かったです。毎年コレクションしていきたい雑誌です。
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