以前、本ブログで、映画「阪急電車 片道15分の奇跡」をご紹介しました。
この作品に登場する、「阪急今津線」は筆者にとっても馴染深い電車です。
兵庫県の宝塚駅と西宮北口駅間の全8駅、全長7.7キロ、片道15分の路線です。
なお、筆者は、阪急電車のマルーンカラーの車体と濃い緑色の座席など車内もレトロ感があり、上品でおしゃれな感じで大好きです。
こちらは、筆者が2024年3月に、宝塚市で、武庫川に架かる橋の上を走行する阪急今津線の電車を撮影したものとなります。とってもおしゃれでかわいい車体でしょ(笑)
そんなわけで、この映画を鑑賞したのですが、とても心を揺さぶられ、感動しました。
そこで、原作となる有川浩さん(現在は有川ひろ)の小説をあらためて読んでみることにしました。
阪急電車
本書の紹介は以下の通りです。
隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。
Amazonの紹介ページより
読んでみると、そこには、映画には描かれなかった人間ドラマがありました。
もちろん、映画で扱ったエピソードもあり、懐かしく感じて、また映画を見てみたくなります。
とにかく有川作品は、人間ドラマが生き生きとした筆致で描かれていてとても面白いです。
最近も事件や事故など悲しいニュースが流れます。そんな中、人はどんどん利己主義になっていくような気がしてしまいます。でも、この作品を読むと、世の中まだまだ捨てたもんじゃないって思えます。
やさしい、思いやりをもった人だってきっとまだまだたくさんいるはずです。そう思わせてくれて、前向きに生きていく元気をもらいました。
おすすめです。是非お読みください。
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