2026年夏アニメ・筆者の一押し
このたび、2026年夏アニメとして放送された「ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~(以下、「ふつつかな」)」が、第11話でひとまず完結しました。
最近のアニメでは全12話構成が多いので、11話での終了というのは、作品を楽しんできた筆者としては、正直なところ少し寂しい気持ちもありました。
「えっ、もう終わり?」
そんな気持ちでいたところ、ふと公式サイトを見てみると、驚きの告知が目に飛び込んできました。
2027年1月より第2クール放送決定!
しかも、続く物語は「はじめての外遊」編。
これは……まさかのシリーズ化ですか?
第1クールが終わったばかりだというのに、早くも次の楽しみができてしまいました。
まさか、こんなにハマるとは
そもそも、筆者がこの作品を見始めたのは、本当に偶然でした。
もともと筆者は、特定のジャンルに絞ってアニメを観るというより、前提知識なしで、いろいろな作品を見てみるタイプです。
「ふつつか」についても、原作を読んでいたわけでもありません。
特別な思い入れがあったわけでもなく、たまたま観始めただけ。
ところが、気がつけば、その魅力にすっかり取りつかれていました。
特に強く惹かれたのが、主人公・玲琳のキャラクターです。
「重い」作品が苦手な筆者を救ってくれた玲琳
筆者は基本的に、いわゆる「重い」展開の作品が少し苦手です。
もちろん、「ソードアート・オンライン」や「無職転生」のような作品も大好きです。
ただ、そうした作品で重い展開が描かれると、どうしても物語に入り込みすぎてしまう。
登場人物の苦しみや葛藤を自分のことのように感じてしまって、見ているこちらまで重い気持ちになることがあります。
だからこそ、「ふつつかな」の玲琳には救われました。
どんな状況に置かれても、基本的には前向き。
普通なら落ち込んでしまいそうな場面でも、別の角度から物事を捉え、明るい方向へ持っていってしまう。
その超ポジティブ思考が、とにかく気持ちいいのです。
公式サイトでも玲琳は、どんな困難にも挫けない「鋼の精神」の持ち主として紹介されています。健康な身体を得たことを喜び、冷遇されても前向きに困難を乗り越えていくキャラクターです。
そして、玲琳の声がいい!
そして、この作品を語るうえで忘れてはいけないのが、玲琳を演じる石見舞菜香さんです。
玲琳の声、本当にいいんですよね。
玲琳は、ただ明るいだけのキャラクターではありません。
上品さもあり、優しさもあり、そして何より「芯の強さ」がある。
その一方で、ちょっと天然というか、普通とは違う方向へ突き進んでしまうところもある。
その絶妙なキャラクターを、石見舞菜香さんの声が見事に表現していると感じました。
特に、玲琳の前向きさや無邪気さが声に乗ったときの魅力が素晴らしい。
「ああ、この玲琳なら、こんな状況でも本当に楽しんでしまうんだろうな」
と思わせてくれます。
公式サイトには、黄玲琳のキャストとして石見舞菜香さんのコメントが掲載されています。
入れ替わり後の玲琳は「精神は玲琳、見た目は慧月」という設定なので、声によって「玲琳らしさ」を感じさせる演技も、この作品ならではの楽しみの一つだと思います。
筆者としては、玲琳というキャラクターの魅力と、石見舞菜香さんの声の相性が、この作品をさらに好きになった理由の一つだと思ってます。
そして、筆者が「えっ!」と思ったのが、敵役のキャラ・貴妃「朱雅媚」を演じている声優さんです。
なんと、茅野愛衣さん。
そう、「無職転生」でシルフィエットを演じられています。
筆者は「無職転生」も大好きなので、これはちょっと嬉しい発見でした。
同じ声優さんでも、作品が変われば当然キャラクターもまったく違います。
「無職転生」を知っている筆者からすると、やさしいシルフィーの声から敵役の声。
その違いを楽しめるのも、アニメをいろいろ見ている醍醐味です。
玲琳役の石見舞菜香さんだけでなく、こうした実力のある声優さんたちが作品を彩っているところも、「ふつつかな」の魅力の一つだと思います。
オープニングの「Sunny」も素敵!
そして、特筆すべきなのが、オープニングテーマ。
miletさんの「Sunny」です。
これがまた、いいんですよ。
アニメを見始めた当初から印象に残っていたのですが、何度も聴いているうちに、どんどん好きになっていきました。
今では、普通に聴いています。
まさに、
「何度でも聴きたくなる曲」
です。
「Sunny」は、この作品のためにmiletさんが書き下ろした楽曲です。miletさんも公式サイトで玲琳と慧月の「入れ替わり」から始まる物語についてコメントされています。
また、2026年9月23日には、アニメ本編映像と「Sunny」を組み合わせたSPECIAL MUSIC VIDEOも公開されました。
作品を見ていると、玲琳や慧月たちの物語と「Sunny」の雰囲気が重なって感じられるんですよね。
オープニング映像と曲を含めて、毎週楽しみにしていました。
アニメを見ながら、ちょっと勉強にもなる
そして、面白いと感じたのが、作品の中に登場する筆者に耳慣れない言葉です。
「ふつつかな」は普段の生活ではあまり聞かれない言葉が出てきます。
例えば、
「しろねり」「あらいしゅ」「とうおう」「ぎんしゅ」など。
最初は、「これって、どういう意味?」
となるのですが、気になって調べてみる。
すると、物語を楽しむだけではなく、知らなかった言葉や文化、衣食住などについても知ることができます。
白練(しろねり)
光沢を帯びた、混じり気のない美しい純白色。
洗朱(あらいしゅ)
鮮やかな朱色を水で洗って薄くしたような、少しくすんだ淡い赤黄・オレンジ色
藤黄(とうおう)
わずかに赤みを帯びた、鮮やかで透明感のある美しい黄色。
銀朱(ぎんしゅ)
やや黄みがかった鮮やかな赤色のこと。
一般的に「朱色」や「朱肉の色」「神社の鳥居の赤」として使われているものの多くはこの銀朱の色です。
そういう意味では、「ふつつかな」は単なる娯楽作品として観るだけでなく、
「アニメを楽しみながら、知らない言葉も覚えられる」
という楽しみ方もできる作品でした。
こういう小さな「学び」があるのも、筆者がこの作品を気に入った理由にもなってます。
アニメを見て、笑って、感動して、そしてちょっとだけ勉強にもなる。
そんな楽しみ方ができるのも、「ふつつかな」の魅力なのかもしれません。
「声を出していきましょう」
そして、この作品を見ていて、いつの間にか筆者の中に残った言葉があります。
「声を出していきましょう」
これ、今では筆者のちょっとした合言葉になっています。
何かを抱え込んでしまったとき。
考えすぎてしまったとき。
どうにも気持ちが沈んでいるとき。
そんなときこそ、玲琳を思い出して、
「声を出していきましょう」
と言ってみる。
もちろん、それだけですべてが解決するわけではありません。
でも、少なくとも気持ちを少し前に向けるきっかけにはなる。
アニメを見て笑ったり、感動したりすることはありますが、作品の言葉が日常生活の中にまで残るというのは、それだけ強く心に響いたということなのでしょう。
2026年の思い出になる作品
この後、2026年の思い出を振り返るとしたら、筆者が真っ先に挙げるものの一つが、この「ふつつかな」との出会いだと思います。。
まさか、何気なく見始めた作品に、ここまでハマるとは思っていませんでした。
「たまたま見た」
それだけだったはずなのに、気がつけば毎週の楽しみになっていた。
そして、第11話を見終えた今は、もう「終わってしまった」という寂しさよりも、
2027年1月から、また玲琳たちに会える!
という楽しみのほうが大きくなっています。
第2クールでは「はじめての外遊」編が描かれるとのこと。
今度はいったいどんな騒動が待っているのでしょうか。
そして、玲琳の超ポジティブ思考は、次の物語でも健在なのでしょうか。
今から楽しみで仕方ありません。
偶然出会った作品が、いつの間にか大切な作品になっている。
アニメを観ていると、こういう出会いがあるから面白い。
「ふつつかな」に出会えたこと。
そして、玲琳を演じる石見舞菜香さんの声に出会えたこと。
さらに、miletさんの「Sunny」を何度も聴くようになったこと。
ありがとう、「ふつつかな」。
そして、これからもよろしく。
2027年1月、また玲琳たちに会える日を楽しみにしています。

コメント