どんなおはなし?
幼い子供3人を抱えたシングル・マザーのエリン・ブロコビッチ(ジュリア・ロバーツ)は、車の追突事故に遭い、高額な治療費を借金する羽目に。
保険にも入っていなく、職も失い、ベビーシッターにも引っ越され、未払いの請求書が山積みに・・・詰んだ・・・誰もがそう思うところですが、彼女の行動力はすごかった!
事故の相手を訴えるために頼んだ弁護士(結局彼女の暴言で負けた)の事務所に押しかけ、雇えと迫る。その内、不審な不動産書類を見つけ自ら調査に乗り出すと、そのヤマはとてつもなく大規模の公害訴訟に発展していく!
果たして、訴訟は成功するのか!
エリン・ブロコビッチは実在の人物
ジュリア・ロバーツの演じるエリンは実在の人物で、ストーリーもほぼ実話。
なんとご本人がファミレスのウェイトレスとして登場しています。
元ミスコンの女王というだけあり、とてもきれいな方です。
この女性が、大手企業を相手に、健康被害を訴える住民たちのスーパーヒーローになって戦ったと思うと、頭が下がります。
ただ、彼女のすごいのは、しっかりと報酬をもらっているところ!
逞しいです。
ジュリア・ロバーツの名演技
「プリティ・ウーマン」で一世を風靡してから10年!美しさは衰えることなく、完璧なスタイルで、エリンのボディコンシャスな衣装も見事着こなしています!
前作が「ノッティングヒルの恋人」なので、その役柄の変貌ぶりには驚きますよね!
本作では、崖っぷちのシングルマザーが、初めて社会の役に立っていることに生き甲斐を感じ、突き進む様を見事に演じて、アカデミー賞など数々の賞を受賞しました。
公害の恐ろしさ
この訴訟は、PG&Eという会社の工場からの廃液に6価クロムという有害物質が混じり、土壌に染み込んでいて地下水を汚染。企業側は汚染を知りながら隠蔽し、住民に次々と健康被害が現れたため、隠蔽した企業を相手に賠償金を請求したという訴訟です。
これも、エリンが気づかなければ見過ごされ、もっと被害は拡大していたかと思うと怖くてなりません。
調べていくうちに、とんでもない大規模な訴訟になると気づき、尻込みする上司の弁護士のお尻を叩き、私がやってやんよ!と、ヤンキーばりの牽引力で周りを引っ張るエリンがとても頼もしく、爽快で、元気をもらえる映画です。
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