ボードゲームには、BIGBOXというものが存在します。
人気のボードゲームでは、拡張セットがどんどん出るのですが、それらを全部合わせて一箱にまとめてしまおう!なんならアートワークも変えたり、コンポーネントも豪華にしちゃおう!という、ファン垂涎のセットがBIGBOXなのです。
そして、今年「村の人生」という名作がBIGBOXとなり発売されました。
今日はそちらについて語りたいと思います(ついてきてー!笑)
「村の人生」とは?
2011年に発売されたドイツゲームで、インカ&マルクス・ブラント夫妻がデザインしたゲームです。
プレイヤーは第1世代から第4世代までのコマを持ち、村で工房や協会や議会や商業を行い生活していくのですが、このゲームの最大の魅力は時間の消費と共にワーカーが死ぬ事です。
死ぬと村の名鑑に載り、名を残したことになります。
死ぬと村の名鑑に名を残すことができ、次の世代が活躍するという死生観です。
「おじいちゃんの分まで私がんばるよ!」という気持ちでゲームは進みます。
BIGBOXになってアートワークが変わった
BIGBOXになる前の、旧アートワークはこちら。
2011年発売当初のアートワーク。「village(村)」という小さな集合体を表すような閉鎖的な村のアートワークが素晴らしかった。
ボードゲームのアートワーク界では有名なデニス・ロハウゼンさんの、なんとも世界観のあるアートワークです。「村の人生」といえばこちらの箱絵でしたが、BIGBOXになるとなんとガラリと変わったこちらに。
Jacqui DavisとChris Quilliamsによるアートワーク。2人とも有名なイラストレーターでなので実力は折り紙付き。現代的に明るく開放的な村のアートワークとなった。
これが旧ファンの間では物議を醸し、非常に評価が低かったのですが、発売後はそんな声も薄れ、これはこれで美しいアートワーク!と高評価を受けています。
私も、旧アートワークが大好きで正直戸惑いましたが、こちらを遊んでみて明るい開かれた村の印象となり、今ではすごく気に入っています。
村で生きるか、旅に出るか
このゲームを遊んでいると、プレイヤーによってスタイルが変わります。
村でコツコツ生きるタイプ、積荷を積んで、海に出て冒険するタイプ。
海に出るのは資金や時間などリスクもありますが、帰ってくるとリターンも大きいです。
逆に村でちまちま動いていると(私はこちらタイプ)安定しているがリターンは少ないんですよね。でも安定していてバランスは良いです。
人生を冒険するか、しないか、、、
もっと人生楽しんで冒険しちゃいなよ。負けたっていいじゃない。
そんな声が聞こえてきそうなボードゲームなんです笑
ちょっとルールが難しいかもしれないのですが、ぜひ遊んでいただきたいゲームです。
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