復讐の連鎖を断ち切れるのか「ノースマン  導かれし復讐者」

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アクション映画

どんなおはなし?

10世紀のアイスランドを舞台に、繰り広げられるヴァイキングの復讐劇。

ヴァイキングの王子アムレートは幼い頃、父の弟であるフィヨルニルが父を殺すところを目撃してしまう。復習を恐れたフィヨルニルはアムレートを殺そうと追っ手を仕向け偽りの報告によって、アムレートは死んだと思っていた。

しかし、アムレートは別のヴァイキングとして身を隠し、復讐だけを糧に生きていた!

残してきた母の奪還と、フィヨルニルに復習するため、故郷に帰るアムレートを待ち受けていたものとは・・・

監督と脚本は鬼才ロバート・エガースとショーン

独特の野蛮なホラーみ。

監督のロバート・エガースは「ウィッチ」「ライトハウス」などの独特なホラーを手掛ける鬼才。また共同脚本のショーンはこれまた独特なホラー映画として話題の「LAMB」にも関わった脚本家で、もうそれだけでこのダークな雰囲気は納得です。

今作はヴァイキングの王の復讐劇という壮大でハリウッドっぽい題材でありながらも、舞台がアイスランドだからなのか、監督と脚本のせいなのか(良い意味で)、なんとも言えない原始の野蛮さ溢れるホラー?ダークファンタジー?アクション?ちょっとジャンルがわからない仕上がりになっていました。

濃ゆめのキャスティング

イーサン・ホーク、ニコール・キッドマン、ウィレム・デフォー、アニャ・テイラー=ジョイ、ビョーク・・・という凄まじい配役。

イーサン・ホークはヴァイキングの王の役でしたが、本当にイーサン?ってくらい太しゃがれ声でびっくりしました。ニコールは相変わらす綺麗でしたが、珍しく悪役で怖かったですね。ビョークウィレム・デフォーはハマり役すぎて笑ってしまうほどです。

中でもアニャの美しさには脱帽。

美しいアイスランドの自然の中で光り輝いてましたね。

とにかく叫びの多い映画

いつだって、がおー!うおー!と男たちが吠え続けています。ちょっとうるさいんですが、それが原始の雰囲気を醸し出していて効果的な演出だったかもしれません。

体感、3分の1は吠えたり叫んでいた印象です。笑

復讐の輪廻を断ち切る

魔導士の導きで、父殺しの復習をし、その復習をまた受ける・・・永遠に続く復讐の輪廻に身を委ねるアムレートですが、愛の力によって復讐に疑問を抱きはじめます。

その運命を断ち切ろうと立ち向かうアムレート。

復習は何も生み出しません。

愛の力だけが世界を救うのです。

いやいや、本当に野蛮で原始で高貴な映画でございました。

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