どんなおはなし?
戦争で焦土と化した日本に追い討ちをかけるように、海から巨大な怪獣「ゴジラ」が現れ、街を蹂躙していく。
元特攻隊員の敷島(神木隆之介)は、特攻を逃げ、仲間を救えなかった負い目から抜け出せずにいたが、ある日街で出会った典子(浜辺美波)と彼女が拾った孤児を養い共に生活するうち、日々の幸せを感じるようになる。
そんな中現れたゴジラ、敷島は以前にゴジラに遭遇しており、それによって仲間が全滅するというトラウマがあった。
トラウマを乗り越え、自らの戦争を終わらせるため、敷島と仕事仲間たち、またかつての海軍たちが力を合わせ、ゴジラ殲滅作戦を実行するのだが・・・。
こちらはスタッフH.U氏が公開時に鑑賞した記録ブログです!
アカデミー賞の視覚効果賞受賞!
この作品は『ALWAYS 三丁目の夕日』などで有名な山崎貴監督がVFX/脚本/監督をしておられ、アカデミー賞ではアジア映画史上初めての視覚効果賞を受賞されています!
自らも大のゴジラファンと公言されている通り、この映画の見所はなんといっても怖すぎるゴジラで、筋肉ムッキムキ。見てください、怖っっわ!!
↑ムキムキでなんかプロレスラー感ある。破壊王ゴジラデストロイヤー!!
↑これも怖っわ!そんな小さい船、ムリムリムリ〜〜!!ジョーズの怖さ数百倍増し!
尻尾から徐々に充填されていく放射熱線も迫力満点です。熱線が発射されると周りのものは木っ端微塵!視覚効果賞も納得の迫力でした。
この、熱戦が一直線にビーーーー!!て出るの。「フィフス・エレメント」のリールーを思い出したのは私だけでしょうか。
−1.0の意味
「ー1.0」ってどういう意味なのかな?と思っていたのですが、
「戦後、無(ゼロ)になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラがこの国を負(マイナス)に叩き落とす」という意味がある。
wikipedia
とのことで、戦後焼け野原となり懸命に復興している最中、それを嘲笑うかのようなゴジラの襲撃にさらに焼け野原となってしまう絶望感は「そこまでするんかい!」と突っ込みたくなるほどです。
役者さんについて
たくさんの有名俳優さんが出演されていますが、浜辺美波さんが最高でした。今時の顔立ちだと思うんですけど違和感なく、素朴ながらも存在感があります。
あと吉岡秀隆さんは流石の存在感で博士役にピッタリでしたね。
こういったパニック映画には必須な熱い男を佐々木蔵之介さんが、多少オーバーめで演技されたのは納得ですし、神木隆之介くんも、童顔ながら狂った感じの演技を熱演されてました。
総評
ゴジラシリーズは第1作目と「シンゴジラ」と今作しか見ていないのですが(あ、ハリウッドのも見ました笑)それぞれに味があるゴジラに仕上がっていて驚きます。監督の趣味が出ているのでしょうか笑
第1作目はモノクロで、まだまだ特撮技術もお粗末な時代ながら、めちゃくちゃかっこいい演出で震えた作品でした。ストーリーも良かったですね。
そしてこちらは、わたくしSaworiが、ゴジラ1954を鑑賞した時の記録とゴジラのボードゲームを遊んだ記録ブログです!
「シンゴジラ」は庵野監督らしい組織とチーム、そして詰めに詰めたセリフやカット、ユーモアのある駆け引きと、初代のようなどこか愛嬌のあるゴジラで傑作でした。ゴジラが形態を変えていくのも新鮮でしたよね。
そして今作の「ゴジラ−1.0」は、戦争という人間の愚かな行為が生み出した怪物が人間を地獄に突き落とすという、どこか神の雷的な要素を感じる作品で、とにかくゴジラが怖いのが印象的です。ムキムキゴジラはハリウッド的でもありますが、顔はちゃんとゴジラなんですよね。
また山崎監督ならではの人間ドラマを名役者さんたちが熱演されていて、怪獣映画に興味ないよって人でも楽しめる作品に仕上がっていたと思います。より幅広い客層にゴジラを周知できたのではないでしょうか。
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